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【読書記録】怪と幽 vol.017
2025年21冊目。
京極夏彦の新作「猿」の連載がスタート。今のところ精神的に不安定な男性がパートナーにネチネチと口撃するお話しで読んでいて消耗します。京極夏彦には厭なシチュエーションばかりを集めた『厭な小説』がありますがあれを思い出しました。主人公の女性の性格で助けられていると思います。次回は女性の帰省の話のはずなので男性は出てこないと思いますが展開が全然読めません。
澤村伊智の比嘉姉妹シリーズは末っ子の話。琴子と真琴以外は全滅しているのは明らかになっているわけですが、自分で除霊に挑んで負けているパターンがほとんどです。ここら辺琴子にもっとやりようがあったように思うのですが長編でも描かれているように琴子も不器用で家族とどう付き合えばいいのかわからなかったのだと思います。
特集は「怪を語る」。怪談実話の方面は弱いのですがYouTubeなどコンテンツは増えているようです。創作怪談の朗読でもいいような気もするのですが、顧客との一体感などは実話の方がやりやすいようです。名前が上がっている方もほとんど知らなかったので今度調べてみようと思いました。