【読書記録】雨夜の月3
2022年漫画等117冊目。
ここまで百合であることに臆病な漫画も珍しい気がします。
相手が障がい者であることも事態を複雑にしていると感じます。
奏音の耳が聞こえないように、自分の心はどこかおかしいのではないか。
咲希の葛藤にはそのような裏があるように感じてしまいました。
もちろん障がいはハンディであってもその人が劣っているわけではありませんし、セクシャルマイノリティの方が障がい者であるわけではありません。
しかし未だに心ないことをいう人の話は毎日のように耳にしますし、特に日本の高校生にとってみんなと違うかもしれないというストレスは大きなものがあるでしょう。
二人にはそんなことを気にしない幸せな未来があると良いのですが。