【読書記録】日本迷信集
2022年33冊目。
著者は折口信夫や柳田國男に師事した世代の民俗学者。私が初めて知ったのは、今は無き中公文庫BIBLIOレーベルで発刊された『日本怪談集』でした(同シリーズとして発売された『怪談』の方のみKindle化されていましたのでリンクはそちら)。
似たようなタイトルである本書は、日本に伝わる「迷信」について、多くの実例を紹介しつつその迷信がなぜ信じられているのかを考察しています。
迷妄打破というと井上圓了が思い浮かびますがそういう性質の書籍ではないよ、ということですね。
ただ著者本人の口が悪いのか迷信に対して割と辛辣な態度が見えますね(笑)。
あと古い書籍なので、今の観点だと不適切に感じられる表現もあるので、色々割り引いて読む必要があると思いました。