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【読書記録】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第四部 貴族院の自称図書委員Ⅲ

2024年190冊目。

いよいよ本格的にルッツと離れなければならないと思うと悲しいです。マインが貴族に取り込まれた時にマインを守るためにした契約でしたが、マインの願いは一つの契約で縛るには大きすぎました。

ローゼマインはこれから領地の事業として製紙、印刷を進めていくことになります。ローゼマインが望む、毎月新刊がでる世界にはそれくらいの規模が必要ですが、それをルッツたちだけで抱えることはできません。それでとルッツたちにはこれからも先頭にたって印刷を頑張ってほしいです。

印刷に関わる文官を育てる話。貴族と庶民の間にある差別感情が気になりました。私たちの世界では貴族といえどただの人ですが、ローゼマインの世界では魔力の差という明確な区別が存在します。それを無視して庶民と関わるという意識改革は非常に難しいことのように感じます。ローゼマインにも譲れない一線はあり、今後どう折り合いをつけていくのか気になりました。

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