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【読書記録】うそつきの娘 妖怪の子預かります2

2024年104冊目。

2巻目にしていきなり重たい話をしてきたなと思いました。弥助の恋のお話しですが、花街に行ったり、遊び人の久蔵の話しを聞いたりと弥助なりに経験を積みながらの悲劇でした。

おあきを生かしてしまうと今後の弥助と千弥の家族のお話しが薄れてしまうので退場する必要があるのは分かるのですが、母を失い、初恋の人まで妖怪に奪われた弥助が不憫です。妖怪が嫌いになってもおかしくないと思います。

人形になりたいという気持ちはわからなくもないのが悲しいところです。ご飯食べるの面倒くさいときとかありますし、健康に気を配るのも大変です。そういうのを捨て去って不変の存在になりたいというのはよくある願いだと思います。攻殻機動隊の義体もそうですしそういう作品は多いですね。義体はメンテナンスが大変そうですが。

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