【読書記録】ししりばの家
2023年154冊目。
前作が真琴のお話しだったので今回は琴子のお話しでした。時系列的にぼぎわんより前になるのでしょうか?
琴子はししりばに出会ったことで変わったということですが、ししりばに操られているわけでもないのになぜ変わったのかというあたりがピンときませんでした。
琴子は非常に強力な力を持っていますが、無双する訳ではなく普通に苦戦しますし傷だらけなので、琴子がいれば安心とはなりにくいです。
今回は暴走した守神の怪異でした。確かに空襲から守ったりしてますが代償が大きすぎて嫌ですね。今回は人の悪意みたいなのはなかったので前作までとは違った読み口でした。人が怖いも超自然が怖いも両方いける作者の技量が感じられます。