【最終回】こころのふしぎ探検隊 第12回: 心の健康と不適応ってなんだろう?
はじめに
みんなは、「心の健康」って聞いたことあるかな?
たとえば、学校で元気に過ごしたり、友達と仲良く遊んだりするのも、心が健康だからこそできるんだよ。でも、心が元気じゃないとき、どうなるんだろう?今回は、「心の健康と不適応」について、みんなが分かりやすいようにお話しするね。
1. 心の健康とは何か
心の健康とは、「気持ちが安定していて、毎日を楽しく過ごせること」だよ。
例: 好きなことを思いっきり楽しんだり、嫌なことがあっても元気を取り戻せる力がある状態。
心の健康が良いと、
友達と楽しく遊べる。
勉強や運動が頑張れる。
新しいことに挑戦できる。
2. 健康でない心の状態
心が健康でないと、どんなことが起きるのかな?
例:
何をしても楽しく感じない。
学校に行くのが嫌だなと思う。
頭がモヤモヤして、集中できなくなる。
こういう状態が続くと、「心が疲れているサイン」かもしれないよ。
3. 心の健康はアセスメントできる?
「アセスメント」というのは、心の状態をチェックすることだよ。
方法:
自分の気持ちを言葉にしてみる。
周りの人に、自分の様子を聞いてもらう。
例:
「最近、なんだか悲しい気持ちになることが多いな。」
「前より友達と遊ぶのが楽しくなくなった気がする。」
これを大人に伝えることで、心の健康を守るサポートができるんだ。
4. 不適応って何?
不適応とは、「その場にうまくなじむことができない状態」のことだよ。
例:
新しい学校に引っ越して、友達ができずに不安になる。
クラスの発表で、緊張して何も話せなくなる。
こういう状態になるのは、誰にでもあること。でも、大丈夫!少しずつ改善する方法があるよ。
5. 不適応の理論
心理学では、不適応がどうして起きるのかを説明するいくつかの理論があるよ。
環境とのミスマッチ:
自分のやり方と環境が合わないと、不適応が起きることがある。
例: ゆっくり話す子が、みんなが速く話す環境にいるとき。
ストレスが原因:
ストレスがたまると、不適応につながることがある。
6. ストレスとストレス反応
6-1. ストレッサーとストレス反応
ストレッサーとは、「心や体に負担をかけるもの」のことだよ。たとえば:
ストレッサーの例:
宿題がたくさんある。
テストの前に緊張する。
ストレス反応は、それに対して心や体がどう反応するかだよ。
例:
ドキドキする。
お腹が痛くなる。
6-2. ストレス反応に影響する認知と行動
ストレスへの反応は、自分の考え方や行動で変わるんだ。
ポジティブな考え: 「頑張ればできる!」と思うと、元気が出る。
ネガティブな考え: 「どうせ無理だ…」と思うと、不安が増える。
7. ストレスと心身の不調
7-1. 心身症
ストレスが原因で、体に症状が出ることがあるよ。
例:
緊張して頭が痛くなる。
不安でお腹が痛くなる。
7-2. 慢性的で重篤な身体疾患と心の健康
長い間ストレスを感じると、体の病気につながることもあるんだ。
例:
ストレスがたまると、風邪をひきやすくなる。
7-3. ストレスと精神障害
ストレスが原因で、心の病気になることもあるよ。
例: 不安障害やうつ病。
まとめ
心の健康は、元気に過ごすためにとても大切なものです。もし心が疲れていると感じたら、周りの人に助けを求めたり、自分を大切にする時間を作ったりしてみてね。そして、どんなときも「心の健康」を意識して、楽しく過ごしていきましょう!
最終回までお読みいただき、ありがとうございました!