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ぬか漬け部① 水も滴るぬか床問題

2021年、7月30日。なにげなくTwitterを開いて、shinoさんがぬか漬け部を発足したことを知った。

へぇ、いいねえ。
ぬか漬けにハマっているnoterさん、多いですもんねえ。
呑気にそのコメント欄を見て、目を見開いた。

まさかの部長就任である
とはいえ私は、ぬか歴一年3ヶ月ほどの若輩者。
まだまだぬか床に関する悩みが尽きなくて、今も研究中のことがいろいろとある。
と、ここまで書いて、ハッと思いついた。

ぬか漬け部の部員のみなさまに、聞けばいいんじゃん!

我が家のぬか床はひとつ。
実験の成果が得られるまでには、時間もかかる。
けれどみんなのぬか床が合わされば、ぬか情報も人の数だけ手に入る。
うひひ、いい役職に就いたわい。

というわけで初っ端から職権を乱用し、みなさまのお知恵を拝借したい議題を二点、お持ちいたしました。
ぜひコメント欄にて、我が家の成功例、失敗例をお気軽にお寄せいただけましたら幸いです。

まず一点目は、「ぬか床ねちょねちょ問題」。
今の時期、夏野菜が本当においしいじゃないですか。特にきゅうり。それからナス。
すっかり私は、起き抜けにきゅうりのぬか漬けを食べるのが日課になりました。
しょっぱ酸っぱいぬか漬けは、だる重な身体に喝を入れ、寝ている間に出ていった塩分をぐいぐい取り戻してくれます。
蒸し暑い部屋できゅうりをかじり、コップ一杯の水をごくごく飲んでいると「今、私は夏を生きているのだ」と実感して、じんわりと生活が愛おしくなります。
しかも今、きゅうりもナスもべらぼうに安い!私の近所の畑では、大ぶりなきゅうりやナスが4〜5本入って一袋100円。
調子に乗ってたくさん買って、毎晩漬けています。

その結果……ぬか床がねちょねちょになります。

十分に塩揉みしてもなお、ぬか床内に染み出すきゅうりの水分。その執念深さに、かき混ぜた時に指に伝わる「ねちゃあ」という手触りに、なんともいえない気持ちになってしまって。

この対策としては、以下の3つがよく知られています。
①キッチンペーパーで吸い取る
②干しシイタケや昆布などの副材料に吸わせる。
③塩とぬかを足す。
みなさんどうされてます?
ちなみに私は①→②→③の順に試しました。

「キッチンペーパーで吸い取るとぬか床の栄養分が失われてもったいない」とあるぬか本で読んで、その本で紹介されていた副材料に吸わせるパターンを試したものの「昆布もシイタケもけっこう高いんだよなぁ…」と生来の貧乏性が頭をもたげて、結果手触りが気になったタイミングで「贅沢ぬか」(唐辛子や出汁が入っているタイプの500g130円ほどの炒りぬか)と塩を少し足している状態です。
それから②が個人的に今ひとつだった理由として、下の記事で shinoさんが書いている通り、ぬか床に入れた副食材がイマイチおいしくならないことも挙げられます。
それだけぬか床に旨味が移ったと思うと仕方ないことのような気もするけれど……。

みなさまどうしてますか〜?
どうしたらいいですか〜?

という、お悩み相談その1。

そして二点目、産膜酵母との付き合い方と夏の置き場所について。
本日8月1日、私のぬか床に今年最初の産膜酵母が生えた。

昨年は動揺しすぎて写真に撮る余裕はなかったけれど、もう今年は動じない。産膜酵母で覆われたぬか床はこんな感じである。

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昨年はこんなゆとりなかった。一年前私は、真っ白なぬか床とシンナーの香りに動揺して、部屋にあったありとあらゆる香辛料を投入。

その後しばらくヒリヒリ辛いぬか漬けを食べる羽目になった。

そんなこんなで季節は一巡し、2021年の夏です。
ジップロックタイプの方は冷蔵庫に入れたりしているのでしょうか。
この気温だとそうした方がいいよなぁと思いつつ、我が家の冷蔵庫はそれほど大きくない。巨大タッパーにせっかくのスペースを占領されるのは癪で、産膜酵母にすっかり慣れ親しんでいく……。
そんな夏が、繰り返されようとしています。「菌が元気なら別にいっか〜」とも思いますが、ご近所からシンナー生成疑惑を立てられるのはできれば避けたい。

みなさんはジップロック派でしょうか?それとも容器派でしょうか?
夏期はぬか床、どこにしまってます?
そんなことが聞いてみたい、お悩み相談その2。

冬は冬で「寒すぎてかき回すのが億劫」という強大な悩みがあるものの、夏は夏で悩ましい季節。

今日から夏も本番。ぬか床と一緒に乗り越えられるよう、頑張りましょうね。


そんなこんなで、第一回ぬか漬け部でした。

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