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INTP女で良かったこと、悪かったこと。

MBTIに興味を持ってしまった。
自分は占いや性格診断の類を全てひっくるめて「あくまで娯楽、エンタメである」と捉えており、MBTIも眉唾だと思っていたのだが…。
SNS等でよく見かけるようになり、じわじわと興味が湧いてきたのである。




つい最近まで自分がINTPなのかINTJなのかわからなかった。INTPは「論理学者型」INTJは「建築家型」と表される。自分は診断サイトやその時々によってINTPと出たり、はたまたINTJだったりする。

Pは知覚、Jは判断を表す。非常に大まかに説明すると、課題や仕事にとりあえず取り掛かってみるのがINTP、きちんと計画を立てるのがINTJである。

I、N、Tが何なのかは、ここでは割愛する為検索していただきたい。


今は自分がINTJの可能性はほぼないと思っている。

一つ目の理由としては、自分が初めてその手の診断をやった時に (確か去年の2月ごろ) 、INTPとの結果が出たということである。
その時はMBTIについて何の知識も先入観もなかった。一切のバイアスを抜きにして行った診断は、正確な結果が出やすいのではないだろうか。
事前に色々知っていると、どうしても自分の願望なんかが無意識に入ってしまうものだ。

二つ目の理由は、自分の文章を見てみると、「…だと思う」「…だろう」「…な気がする」といった曖昧な表現がかなり多いということで、これは非常にINTP的だ。 INTJはより断定的に話し書くとされている。具体的には、「…に決まっている」「絶対に…だ」といったものである。自分は、あまり断定的な書き方はしない。

三つ目の理由は、自分はどちらかと言うとあまり計画は立てない、というものだ。勿論完全に行き当たりばったりなわけではないが。
私は、その時のフィーリングで行動することが多い。7月に札幌に遊びに行った時は事前に細かく計画を立てたが、結局現地では感覚で動いていた。つまり、たとえ計画を立てたとしても、その通りにキッチリ行動する人間ではないということである。


…という訳で私はINTPである。

INTPの特徴としては、
・分析力が高い
・柔軟な発想ができる
・想像力が豊か
・知的好奇心旺盛
・感情的な判断が苦手
といったものがある。
また、全MBTIの中で2番目にIQが高い傾向にあるそうだ(1番はINTJ)。ダーウィン、アインシュタインなどもINTPらしい。
研究者、エンジニアなどが適職とされており、ルールやしきたりの厳しい仕事、人と関わる接客業などは全く向いていない。


自分がINTPであるという観点から、今までを振り返ったり、自己の課題を考えてみたりしようと思う。
本題に入る。

INTP女の幼少期

これから、自分のINTP的側面が強く出ていた幼少期のエピソードを少し書いていこうと思う。これはINTPというよりASDの特性だろうというものも多いので、悪しからず。


私は非常に優秀な子供だった。何にでも疑問を呈し、理解力や推理力が大変優れていた。

私は幼い頃から学者気質だった。幼稚園では、人体や昆虫についての本ばかり読んでいた。家では昆虫のイラストやら人体図やらを描いていた。
自分で創作して絵本を書いたりするようなクリエイティブな側面もあった。 

小学生の頃は国語でも算数でも無双していた。
「このクラスで一番勉強ができるのはカフェインさんですね」と教師に言わしめたほどであった。
しかし、友達の数はかなり少なかった。
クラスの皆でペアになりましょう!などと教師が言った時は毎回最悪だった。私はなかなかペアの相手を見つけられなかった。いや、見つけられなかったというよりは、誰も私とペアになりたがらなかったのだ。
取り残された私の中に、悲しい、寂しいといった感情は殆ど湧かなかったように思う。

私は小学校の休み時間、外に遊びに行かずに (誘われることがほぼなかったため)、「キュリー夫人の伝記」やら「魚類図鑑」なんかを読んでいたのだ(余談だが恐らくキュリー夫人もINTPである)。今考えればそんな女子とペアになりたいと思う奴はかなりの物好きか、捻くれ者だろう。 
ゴリゴリのINTP&ASDの女子には、特に幼いうちは同性が寄ってこない。

INTPで良かったことと悪かったこと

INTPで良かったことは
「似たような興味を持った人との会話がとにかく盛り上がる」
ということに尽きる。その「興味」は、音楽、心理学、政治、科学などといったトピックであることが多い。
盛り上がるという表現では済まず、議論が白熱する、に近いときもある。

INTPの人間は自分のハマったことは深く追求していく好奇心の塊であるため、オタク気質が多い。そんなINTPが、似た興味を持つ人間と議論をすると、楽しくて仕方ない。ドーパミンが放出される。

自分は考えることや学術的な議論が好きで、抽象的な思考も全く苦手ではない。初対面の人間と一対一で話す時はなるべく目を合わせないようにしたりすることも多いが(無愛想?)、心を開いた相手に対しては気さくに対応でき、自分のテンションも上がってしまうことが多い。



「INTP」のサジェストには「社会不適合」「宇宙人」「頭おかしい」「サイコパス」といったワードが頻繁に出てくる…。次は、INTPでいて悪かったことである。


まず、グループに入りづらかったり、そもそもグループで何かやるのが非常に苦手だ。日本の学校では何かとグループワークをすることが多い。私はそれが悪いとは全く思わないが、INTPは基本的に個人主義であることが多く、浅い関係の人間との直接的なコミュニケーション自体が得意でないのだ。


そして、相手に共感するのも得意ではないし、そもそも脳が共感方面に働くことがほぼないため、冷淡な印象を与えたり、特に女性の場合は女性らしくないと思われたりする。

また、感情的に叱責されるのも嫌うため、場合によっては非常な苦痛を感じることがある。

以前同じ学校の人間とそのような出来事があり、私は激しい不快感を覚えた。そのトラブルの中身については割愛するが、とにかく彼の放った暴言 (叱責と暴言の中間?) が「論理的でなく、個人の感情論に基づいていた」ことが不愉快だったのだ。

自分が暴言を吐かれたことではなく、ロジカルに説明してくれなかったことが嫌だった。
ただロジカルな暴言というものもそう存在しないと思うし、ロジカルに説明することを人に強要するのも非常にまずいので、INTPは自分の信念を曲げられること自体が嫌いなのかもしれない。



…というわけで、自分の場合INTPでいることにはデメリット、負の側面の方が多かった。

自分の性格タイプを受け入れて、得意苦手をきちんと把握し、INTPなりに他者の考えていることも意識して、前向きに生きていこうと思う。

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