短歌五首『ポケット』

金魚鉢見ゆる世界は幸せの器のごとき透明ブルー

ポケットに手を突っ込んで初夏の風は優し気道を歩みつ

あぢさゐのはやくも咲けばわが袖がかすりて花のみちを思ひぬ

川へ来て流るるを聞けばわが袖のひだと比べて独り感ずる

運転士レバーを回すゆっくりと連れられてゆく線路の先へ

☆彡

独りを思いつつ、
また歌を詠ませていただきました。

その時々の思いをぶれることなく
詠むのは難しいなと思います。

拙歌にて恐縮です。

つる 詠

*ヘッダー画像、お借りしております。
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