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「貧血の人から血は貰えません」

2016年~2017年頃、体調が悪い時がありながらも仕事をバリバリとこなしていました。自身に『体調があまり安定しない』という思いがあったものの、仕事もプライベートも忙しく、その都度、対処療法のような形を取っていました。
市販の鉄剤を飲んだり、カフェインの摂取量を減らしたり、鉄分が多い飲み物を飲んだり…。それでもあまり症状は改善されませんでした。

この頃に感じていた自覚症状は、
 ●過呼吸がしばしば起こる 
 ●めまいが起こる
 ●出血の量は、昼の多い日用ナプキンを1時間に1度以上替える日がある
 ●眠れない日がある
 ●生理前にひどく落ち込む
などがありました。
楽しみにしていた予定をキャンセルしなければならない時もありました。休日に体が重く、一日寝ていることもありました。
特に、過呼吸は仕事の忙しい時期に症状があり、結構無理をしていたのだと思います。
以前、心療内科で抗不安薬を処方されていたこともあったため、それの再発なのかな?と思っていました。ホルモンバランスによって自律神経が乱れて、そういったことが併発することもある、という事も知らなかったのです。

つくづく自分の無知さに嫌気が差しますが…。
『自分は大丈夫』『〇〇さんもそんな時があるって言ってたし』ではダメだということを思い知りました。
年齢を重ねる、ということを肌で感じ、20代まではある程度体力で乗り切れていたものが段々と衰えていくこと。ホルモンバランスも変わっていくこと。
女性は特に「自分の身体としっかりと向き合う時間と知識が必要」だと思います。一生を通しての女性としての身体の変化を、先に学んでおくことは大切なことだと思いました。

2017年の夏ごろ。
たまたま外出先で「献血お願いします!!」と呼び込みをしているところに出くわし、特に病院にもかかっていなかった私は、ふと献血してみることにしました。
いつも何かしらの薬を服薬していることが多かったので、初めての体験でした。
受付を済ませ、採血が終わり、これから献血!初めてのことにドキドキとしていたら、その担当の方に呼ばれ開口一番「あなたから血は貰えません」と言われました。
「あなたは貧血です。健康診断で貧血と言われたことはありませんか?」と言われ、前の健康診断では男性医師の問診の際に「貧血気味だけど女の人は誰もそういうものだから」と軽く言われた程度でしたから、深く考えていませんでした。
その献血ルームでのヘモグロビン値は9.4。平均値を下回っていました。

自宅へ帰る中で、『献血ができなかった』という事と『そんなに貧血重いの?』と頭の中で考えつつ、帰ってから献血ルームでもらった冊子を読みました。
食生活の違いに大きなショックを受けたりしながらも、なかなか変えられない生活習慣…そして、その年の健康診断で『要検査』の紙をもらったのです。

次回へ続きます。

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