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妻の鬱3日目と社長からの降格

妻の鬱と診断が出て、オーナーに相談した。

オーナーは、顔では笑って、良い顔をして、中では鋭利な判断をする人だ。

ここ5年で社長が3人も変わっている。

オーナーに相談すると、「代表取締役を降りましょう」という提案を受けた。

体よく言えば、提案だ。悪く言えば、降格指示。

妻が鬱になるまで、家族を犠牲にするまで、会社のために働いて、この降格指示だ。

従業員だったら、「パワハラだ」という事が出来るかもしれない。

役員は違う。役員とは、オーナー企業とは、そういうものである。


私には「仰せの通り」という事しか出来なかった。

役員報酬は、年間数百万下がる。

妻が鬱になったので、我が家の生活が苦しくなる。


どういう事?。
何がいけない?
どうすれば良かった?
仕事の手を抜けばよかった?
部下に仕事をもっともっともっと振れば良かった?(部下が鬱になるわ)

答えが出ないまま。
自分の中で何かが切れる音がした。

「答えが出ない空間は、居てはいけない空間だ」


女友達に「彼氏がDVだが、好きなので別れられない」という相談を受けたときは、「別れた方がいい、そんな空間に居ない方がいい」と説得する

「実家の親が厳しくて、自由な生活が出来ない。でも実家を出るのが難しい」という相談を受けたときは、「無理やりでも家出でも、家を出た方がいい、そんな空間に居ない方がいい」と説得する

「答えが出ない空間」は「居てはいけない」


不安で身体が震えた

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