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妻の鬱33日目と社長を降りたことを妻に伝えた翌日
翌日、子供を保育園に預けて、妻と2人で居た。
妻は私にこう言ってきた。「鬱が治ったら、私はフルタイムで働くね。そうしたら、このくらい収入を得れると思うの。それに見合ったところに引っ越して、3人で子育てしよう」
びっくりした。鬱の人が考えれる事だろうか。急激に治ったのだろうか?
妻は泣きながら私に言った。
「パパが役員になってから、ずっと怖い顔をしていた。パパと付き合っている時、パパと一緒に遊ぶのが好きだった。パパとずっと友達みたいに遊びたいって思っていた。だからパパが社長を辞めるの嬉しいんだ…。また昔みたいに遊びたい」
なんて事だ。妻が鬱にならなければ、私は社長を降りなくてもよかったのかも知れないのに。
妻のために、家族のために、社長業を死ぬ気で頑張ってきたのに。
妻はそれを望んで居なかった。
妻は、貧しくても、妻が仕事をフルタイムで働く必要が出来たとしても、私が昔みたいに一緒に遊んで、一緒に笑って暮らすのが希望だったのだ。
ちょっと肩の荷が下りた。
私は妻にこう言いました。
「今日を『やりなおし記念日』にしよう。また3人で新しい生き方を見つけよう。3人で笑って暮らせれるように。」
まだ、どのようにやり直せるか分からない。妻の鬱がいつ治るのか分からない。でも3人で笑って暮らせれる日を目指して頑張って生きていこう。