わたしは、世界を敵だと思っている
夫に、悲しそうな顔をさせてしまった。
今日、わたしは怒っていた。
とある社会問題に対して。
なんでこんな結論になるんだと。
何だかわからないけど、怒っていた。
そして、夫に対しても怒ってしまった。
なんでこの問題に対して
あなたは熱くならないのか、と。
どうしていつもそんなに他人事なんだと。
夫にしたら、とんだとばっちりだ。
彼は、こういう時黙る。
わかっちゃいるけど、
わたしは余計にイライラする。
またやってしまった。
これはわたしのくせ。
はた迷惑なくせ。
そして、これはわたしの思考のくせの反映。
それはわかるようになった。
そこは成長。
なので、自分と対話してみることにした。
なんでいつもそんなに怒っているの?と。
(そう、これは今日に限ったことではない。
ついやってしまって、
しまったーといつも思う。)
わたしは、世の中に対して
怒っていることが多い。
社会問題とか政治とか常識とか。
なんでみんな気にならないのか
そんなに無関心でいられるのか、
むしろ不思議で仕方ない。
それはなぜ?
自分の内側を深ぼってみると
どうやらわたしは
いずれ自分がその問題の当事者になると
思っているらしい。
だから、用心しなくてはいけない。
世界は罠だらけで
いつ自分がその罠にはまってしまうか
わからない。
いつ誰が、何が、どんなふうに
自分に牙を剥いてくるか、わからない。
だから、いつも用心深く
疑ってかかる必要がある。
簡単に信じてはいけない。
だって、この世界は敵だらけ。
なんか、自分で書いてて
バカらしくなってきた。
おまえはいつの時代のスパイなんだと。
(もしかしたら、前世がそうなのかもしれないけどw)
でも、わたしには世界がそう見えていたんだと
ようやく気付いて認めることができた。
そしてさらに、
わたしは他人を味方認定するのに
同じものを敵だと思っているかどうかを
その判定基準にしているらしいということも
わかった。
だから、同じものに怒ってくれない夫に対して
ひどく落胆したのだ。
あなたは、わたしの味方じゃないのね、と。
ほんと、夫にしたらひどいとばっちりだ。笑
でも、これに気付いたら
今までのわたしの人生における選択について
全部きれいに辻褄が合った。
わたしは世界が敵だと思っているから
いつも、他人から裏切られる前提で
動いていた。
わたしは世界が敵だと思っているから
いつも、逃げ場所をつくるようにしていた。
わたしは世界が敵だと思っているから
いつも、同じところには留まらないように
していた。
わたしは世界が敵だと思っているから
いつも、警戒していた。
わたしは世界が敵だと思っているから
いつも、どこにいても、何をしていても、
何を手に入れても、誰がそばにいても、
ずっと不安だった。
これでやっと、謎がとけた。
どんなに信頼できる人ができたと思っても
どんなに自分の目標を達成できたと思っても
どんなに欲しいものを手に入れたと思っても
どんなに環境を変えても
どんなに付き合う人を変えても
どんなに自分を変えようとしても
ずっと満たされなかった原因は
ここにあったんだ。
わたしの、世界に対するデフォルト設定が
原因だったんだ。
そうかー、気付いちゃったからなぁ。
この設定を変える挑戦を
わたしはするのかもしれないなぁ。
どうしよう。
裏切られるかもしれないのに
世界を信じるのはこわい。
でも、裏切られないかもしれないのに
勝手に警戒して臨戦態勢でいるのも
バカみたい。
さて、ユウコは
これからどうするのでしょうか。
乞うご期待。
続く。
かもしれないし、続かないかもしれない。