「社員が会社を辞める本当の理由は?」
今も昔も変わっていないように思う。
それはいつの時代であっても、辞めるのは4つの問題のどれかに起因していると言えるからだ。
のどれかだ。もしくは、どれもかだ。
但し、人材紹介業を35年にわたり経営してきた私は、それぞれ4つの問題の質の変化が急激に加速していることを痛感する。
もし、このような変化が本当だとしたら、一番の問題は社会。そして、2番目の問題はもしかして本人では?(頑張っている人も沢山いるが)
社会はリモート、副業、転職をガンガン煽っている感じ。(よい点もあるが)
本人の無色化とは、「色に染まらない」「色がつかない」「色を嫌う」と解釈できる。
つまり、リモートが加速し、休日が加速し、副業が加速し、転職が加速している、という社会変化の煽りをもろに受け、「キャリアという確かな色」がハッキリとつかないでいるように思うのだ。
雇用流動化もいいが、「地に足のついたキャリア形成ができるのか?」「根無し草になるのでは?」
いわゆる、「転石苔むさず 」(てんせきこけむさず)だろう。心配になる。
「A rolling stone gathers no moss」
ちなみに、「転石苔むさず 」とは、一つの場所にも他の場所にも定着せず、常に動き回る人材は、責任や苦労を避けてしまっていることを意味する。
正直、ここまでとは思っていないが、危惧は持っている。
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