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「社員が会社を辞める本当の理由は?」


今も昔も変わっていないように思う。

それはいつの時代であっても、辞めるのは4つの問題のどれかに起因していると言えるからだ。

1.社会に問題があるか?
2.会社に問題があるか?
3.上司に問題があるか?
4.本人に問題があるか?

のどれかだ。もしくは、どれもかだ。

但し、人材紹介業を35年にわたり経営してきた私は、それぞれ4つの問題の質の変化が急激に加速していることを痛感する。

・社会はホワイト化を推進している。
・会社はほぼホワイト化が浸透しつつある。
・上司もややホワイトぽくなってきている。
・本人だけは無色化になりつつある。

もし、このような変化が本当だとしたら、一番の問題は社会。そして、2番目の問題はもしかして本人では?(頑張っている人も沢山いるが)

社会はリモート、副業、転職をガンガン煽っている感じ。(よい点もあるが)

本人の無色化とは、「色に染まらない」「色がつかない」「色を嫌う」と解釈できる。

つまり、リモートが加速し、休日が加速し、副業が加速し、転職が加速している、という社会変化の煽りをもろに受け、「キャリアという確かな色」がハッキリとつかないでいるように思うのだ。

雇用流動化もいいが、「地に足のついたキャリア形成ができるのか?」「根無し草になるのでは?」

いわゆる、「転石苔むさず 」(てんせきこけむさず)だろう。心配になる。
「A rolling stone gathers no moss」

ちなみに、「転石苔むさず 」とは、一つの場所にも他の場所にも定着せず、常に動き回る人材は、責任や苦労を避けてしまっていることを意味する。

正直、ここまでとは思っていないが、危惧は持っている。

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