つのだ|教授・経営者

つのだアントレと申します。中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を毎日発信…

つのだ|教授・経営者

つのだアントレと申します。中小企業の社長に向けて、「毎年黒字企業」になる方法を毎日発信しています。20代で株式会社3社を起業。35年以上経営者として活動中。国立大学でも客員教授を約20年間務めています。ジャズギター演奏が趣味。ウェス・モンゴメリーとラリー・カールトンが好きです。

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会社の成長は、カンパニー制度から分社経営によって実現できる

中小企業の経営者の皆さん。 こんなことを思ってませんか? 私も長年、このような思いをもって経営をしていました。 社長の私が本気を出しても解決することもない。 そして現場の社員は私に依存してくるばかり。 完全に悪循環を繰り返していました。 これは、私の自業自得です。 でも、本当に長い間つらく苦しい閉塞感のど真ん中に立たされていました。 ある時は、「幹部が突然やめ、会社が倒産してしまった」夢までみていました。 社員が辞める。長年勤めた幹部が辞める。売上が落ち続ける。倒

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    • 企業は「儲けるためにある」。三流経営者だった私は、そう信じていました。

      世の経営者は誰でも、経営上の理想、方針を模索します。特に創業期や社長就任の時期には。 「企業は誰のためにあるのか?」 この問いかけを、企業活動の目的とした場合には、 と、さらに具体的になりますね。 私の場合はどのような回答をみつけたか? 1.利潤追求からCSへ経営を素人ながら20代から始めて、はじめの10年ほどは、 と信じていました。 儲けるために、お客様によりよい商品やサービスを提供する。そして、社員はそのための存在だと。 経営の勉強会などでは、経営には3つ

      • 物事を「言い切る」人間は経営者失格

        こういうことが起きるのは、性格が未熟だからです。 思考が稚拙だからです。 私は物事を判断するとき決めつけてしまうことがよくあります。そして、正しいと判断すると即座に主張することも多いように思います。その結果、往々にして思い込みや勘違いによる過ちを犯してしまうのです。 性格の未熟さとは、即座に主張するところです。 思考の稚拙さとは決めつけてしまうところです。 このような性格と思考はおそらく“物事をはっきりさせないと気が済まない”といった性分や“自分の考えは正しい”とする過

        • 「うちの社風に合った人材」ばかりを登用する会社の末路

          中小企業の中途採用での面接場面です。 このような思いをもって面接をしている役員や社長は多いように思います。この思いの根底に「カルチャーフィット」があります。 1.カルチャーフィットは確かに理に適っている カルチャーフィットは、自社の価値観と求職者の価値観が適している状態を意味します。適する人材でないと、主に考え方の違いから「居心地の悪さ」や「働きづらさ」を感じて、早期離職になると考えられています。 現実、中小企業の中途採用では、早期離職を避けるためカルチャーフィットし

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        • 起業家のあなたへ
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          有料note「知り合いの先輩経営者3人が、自ら命を絶ちました」(https://note.com/tsunodaentre/n/n2df5df55d328)を発売しました。定価500円のところ400円で購入できる発売記念セールを実施しています。先着10名様まで。「絶対に倒産だけは避けたい」。そんな中小企業の経営者に読んでいただきたい大傑作です。

          有料note「知り合いの先輩経営者3人が、自ら命を絶ちました」(https://note.com/tsunodaentre/n/n2df5df55d328)を発売しました。定価500円のところ400円で購入できる発売記念セールを実施しています。先着10名様まで。「絶対に倒産だけは避けたい」。そんな中小企業の経営者に読んでいただきたい大傑作です。

          知り合いの先輩経営者3人が、自ら命を絶ちました。

          先輩の経営者が、海岸に車を停めガスホースを使って亡くなりました。自死でした。 この方は測量会社のA社長でした。プライバシー保護のためあえて業種などは変えてお話しますが、リゾート開発の大手不動産会社の下請けをしていました。 真面目で誠実。その業界では際立った紳士ですこぶる評判も良く、業績も急成長していて注目されていた経営者でした。 ところが、事業を手広くやり過ぎてしまったのです。しかも発注元が数社に限定されている状況でした。ある意味、運命共同体としてリゾート乱開発に否応な

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          知り合いの先輩経営者3人が、自ら命を絶ちました。

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          経営コンサルタントがやるべき10の仕事

          「経営コンサルタントという仕事」 私は、かれこれ20年以上従事している。 毎月、定期訪問をして経営課題について意見交換をしているが、私のコンサルティング方針は‥、 概ね、10の方針を明確にして進めている。 但し、「人を見て法を説く」。経営者によって対話スタイルは変える。 ところで、生成AIによって、専門知識をウリにしている士族の仕事は変化せざるを得ない。何故なら、知識がコモディティ化することを誰もが気づいているからだ。 特に経営コンサルタントの仕事は、専門知識の提供

          経営コンサルタントがやるべき10の仕事

          こんな目的で人脈をつくってはいけない理由

          「人脈で仕事をとるな!」 起業するとすぐにいろんな会に入る人がいる。入会自体は決して悪いと思わないが、気になるのは目的である。 「ちょっとどうかな?」と思ってしまうのは、人脈ができれば仕事になると思い入会すること。 顔見知りになり、そのつながりで仕事をとるためにわざわざ入会する。名刺を最大限配る。顔をくまなく売る。事業、商品を必要以上にPRする。そして、いざとなれば咄嗟に拝み倒す。結果、思惑通り"お付き合い"で仕事が入り込むという訳だ。 まさしく、人脈は自分の金儲けの

          こんな目的で人脈をつくってはいけない理由

          「社員が会社を辞める本当の理由は?」

          今も昔も変わっていないように思う。 それはいつの時代であっても、辞めるのは4つの問題のどれかに起因していると言えるからだ。 のどれかだ。もしくは、どれもかだ。 但し、人材紹介業を35年にわたり経営してきた私は、それぞれ4つの問題の質の変化が急激に加速していることを痛感する。 もし、このような変化が本当だとしたら、一番の問題は社会。そして、2番目の問題はもしかして本人では?(頑張っている人も沢山いるが) 社会はリモート、副業、転職をガンガン煽っている感じ。(よい点もあ

          「社員が会社を辞める本当の理由は?」

          今、先輩経営者の自死・夜逃げ・倒産についての有料noteを書いています。 目次はこのような感じ。もうすぐ発売できます。 経営で悩んでいる中小企業の経営者たちにぜひ読んでいただきたいです。

          今、先輩経営者の自死・夜逃げ・倒産についての有料noteを書いています。 目次はこのような感じ。もうすぐ発売できます。 経営で悩んでいる中小企業の経営者たちにぜひ読んでいただきたいです。

          私が実践してきた起業物語。守ってきた3つの掟とは?

          自己紹介を兼ねて、私の実践してきた起業成功の秘訣3つを紹介します。 本文ではあえて”掟”としました。 本記事の結論は以下の通りです。 ・始めるときに既に撤退の条件を決めておく ・こだわらない、粘らない、縛られない ・市場に参入してみて、消費者の手に届けてから事業を成長、成熟させる 1、起業する際の学習は、机上の空論だった私は起業する前に事業のこと、経営のことを結構、学習していました。起業の際には本屋さんでその時代に読まれていた「起業ノウハウ本」を数冊読んだり、知人の先輩

          私が実践してきた起業物語。守ってきた3つの掟とは?

          これを知らないと倒産する!起業を成功させるための8つの秘訣

          まず最初に「起業に対する私の基本的な見解」を申し上げておきます。 起業時の心得として最初に頭に浮かぶ言葉は です。 ご存知のことと思いますが、京セラの創業者であり、一時経営破綻した日本航空の再建を手がけました稲盛和夫氏の言葉です。 何か事を始める時には自身に と問いてみる、と解釈しています。 つまり「動機が純然たる善であれば着手せよ」ということです。勿論のこと、考え方としては正しいと思っています。 ところが実際の起業時の動機というものは、それほど純度の高いもので

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          「黒字」なのになぜ、多くの中小企業が倒産するのか

          世の中には黒字倒産する中小企業が多く存在します。 倒産する理由は、ざっくり言ってしまえば放漫経営をしているから。 放漫経営をしないためには、どんぶり勘定を身に着ける必要があります。 今回は、そのどんぶり勘定の重要性について解説します。 1、起業家は“どんぶり勘定”を身につけよ!長年、経営をしてきた私にとって「お金をどう扱うか?」に対する回答は・・・、 この二つの答えが、起業家、そして経営者にとって大事な金銭感覚と言ってよいでしょう。 もともと‟どんぶり勘定”にある‟勘

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          「始めるときに既に撤退の条件を決めておけ!」

          下記の条件が発生した時には、方針に従って潔く撤退を即断することです。それが"経営"というもの。 1.致命的な失策があった事業がスタートして早い段階で致命的な失策が分かったとき、且つ、その失策によって致命的な損害、さらに倒産の危機までも予測できるときは、"善は急げ"。早期に撤退の準備に入ることが賢明です。 起業家精神が旺盛な上、強い確信をもって新規事業を創業者一人が一喜一憂しながら立ち上げる。このことには素晴らしいことです。 しかし、このアントレプレナーらしい自己実現欲求

          「始めるときに既に撤退の条件を決めておけ!」

          実績とノウハウだけで起業すると詰む

          今回、解説しますのは起業時の意思決定における力点についてです。 私自身、3社を創業し、その後、それぞれの企業内で起業したビジネスは35年間で約100はあったと思います。 その際に、常に念頭に入れていたのは、 のことでした。 本編では結論として、いかに「方向性」が「方法論」よりも重要かを知っていただきたくまとめました。 ❖起業にとって最も重要なことは‟方向性”が正しいこと。 つまり、「時代に乗っているか?」、「市場に受け入れられているか?」そして、 です。 ❖‟

          実績とノウハウだけで起業すると詰む

          「脱JTC」じゃなくて「新JTC」だよ!

          最近、よく聞く「JTC」という言葉を聞く。 ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニーの略だ。 どういう意味かというと、 ……らしいが、正直、私には違和感がある。 伝統的な日本企業が時代遅れだからと言って、問答無用に「JTC」を切り捨てないで頂きたい。 💠JTCには継承すべき美徳がある 私は「脱JTC」でなくて 「新JTC」になればよいと考える。 JTCは決してオワコンではない。 確かに、古い慣習は時代遅れかもしれない。年功序列や終身雇用などは、戦後の高度成長

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