15年以上ぶり?にマリーアントワネットを見てみた
※(11月4日追記)ちょいネタバレ注意になるのかな?
これから見てみたい人は先に映画をご覧になってからのが良いのかも汗
すみません🙏
あらすじ的な事も少し触れちゃってます💦
こんばんは。
3連休に調子乗って、久々に夜更かし。
夕飯後、1本目は「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」。
プライムにようやく上がってきたので旦那と2人で見て、すっかり映画気分になって、
ふと、調子に乗って
あ…昔見た映画もう一回みたいな…
そんな思いから、ふと昔映画館でも見て、すごく気に入って思わず大人買いで買ったスペシャルDVD(時代ですねw)BOXを引っ張り出してきて、
15年以上ぶりにみてみたんですよね。
当時も傷つけないように、と時間かけてカッターで周りのフィルムすら傷つけないように開けたのを思い出しながら再び開けて。
DVDってところが本当に時代を感じるボックス。
…パッケージや中身だけでもしばらくノスタルジーに浸りつつ。
既に寝室に行ってしまった(向こうでどんぱち系アメリカのドラマを見てるのです)主人の事も気にしつつ、早く見なくては、とw
…正味約2時間。
昔見た時の印象は兎に角ひたすらキラキラしていて、華やかで、おしゃれで可愛い世界で。
なんといってもキルスティン・ダンストが可愛くて可愛くて。
そんな印象ばかりのキラキラしたイメージの映画だったのですが。
正直あの頃のキラキラ感が懐かしくて思わず見始めたのですが、
見終わった後…というか途中からの感想はその当時と全く違って。
…いや、全く違う、というのもちょっと違うかな。
華やかな世界で、素敵なドレス、小物たちやマカロンなどの演出は相変わらず可愛くておしゃれで。
でもその裏には、政略結婚のために隣国オーストリアから10代の若さでフランスに嫁いだのに、
全く生活様式も違う中懸命に旦那様との間に世継ぎを作ろうと頑張るのに、
旦那も悪気なくどうしてもうまくいかなくて世継ぎができなくて。
そうしている間に旦那の弟夫婦に先に世継ぎ(しかも男の子)が生まれてしまって。
彼女は一生懸命頑張っているのに、それでもダメな旦那様にも「良いのよ、大丈夫」と労って決して責めずにいるのに、
周りからは彼女への陰口ばかりが聞こえてきて。
それでそれを機に爆発するようにあちこちから綺麗なドレスや色彩豊かなお菓子類、パンプスにバッグに…
ああ、この華やかな世界の裏側には彼女のこんな悲痛な心情が隠れてたんだな、
あの時も同じ映像見てたはずなのに、そこにはあまり共感出来てなかったのかな、
自分がまだ若くてそういう悲哀とかに共感できてなかったんだろうな、とか
色々思いが溢れそうになってしまいました。
結果、当時のキラキラした自分が懐かしくて、取り戻したい、という気持ちともちょっと違うけど、あの時のキラキラに少し触れてみたくて見始めたけど、
見てからの感情は思いもせずそれとはある意味真逆の悲哀やそんな中でも彼女が覚悟を決めて受け止めて、受け入れて生涯の最後を受け入れる、そんな物語を感じて。
最初に得たかったものとは全然違ったけど、この歳なりの満足感というかなんとも言えない感情を得ることができた作品でした。
監督のソフィアコッポラといえば、言わずもがな、あの巨匠フランシスコッポラの娘で当初は役者を目指しながらも監督に転換してから開花した、決して順風満帆でもなかっただろう人生の中で
どういう思い出この作品を撮ったんだろう。
ソフィアの作品といえば、「ロストイントラストレーション」が真っ先に出てきてしまうしそれも見たんだけど、
このマリーアントワネットも、歳をとってから見ても、とても胸にくるものがあったな、
…とても良い時間を過ごすことができました。
見る機会がある方いらっしゃいましたら、よければぜひ見てみては♪
他にも最近映画館で見た映画とかも色々あるので(今年入ってから久々に映画館にも行ってるのです)
それらにもいつか触れたいな、と思ってますw
それではー
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