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ひと針ひと針ていねいに、永く愛される商品を。
株式会社宮田織物
1913年創業。福岡県筑後市に本社を置く織物製造販売会社。
デザインから織り、裁断、縫製までのほぼ全工程を自社で行う一貫生産体制で、主力商品である”わた入れはんてん”を中心に様々な製品作りに取り組む。
最近では、『機動武闘伝Gガンダム』30周年を記念したコラボ商品を販売し、話題を読んでいる。
吉開 ひとみさん
宮田織物株式会社、代表取締役社長
筑後市出身。香蘭デザインファッション専門学校を卒業後、1981年に宮田織物株式会社に入社。生地のデザインや商品企画などを担当後、2009年に常務就任。2013年に代表取締役に就任。
代表就任までの経緯
ーまずは吉開さんの代表就任までの経緯を教えてください。
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宮田織物株式会社は現会長の宮田智の母親である宮田サカヱさんが久留米絣の機織りとして創業しました。
その後、現会長であり私の父である宮田智が1948年に家業に従事し、1953年に有限会社を設立しました。
2013年、宮田織物が創業100周年を迎えるタイミングで会社のロゴを一新し、同年に宮田智が会長に就任、私が代表取締役社長に就任しました。
一貫生産体制での製品作り
ー通常の衣服店やアパレルショップは、商品の製造を外部の企業に委託することがほとんどだと思います。宮田織物さんはなぜ一貫生産体制での製造にこだわっているのでしょうか。
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一言でいうと、お客様のリアルな声を商品に反映しやすいからです。製造を外部の企業に委託すると、スピード感のある製造ができなかったり、素材の選定や完成した製品の確認に時間を要してしまいます。
宮田織物では生地の選定やデザイン、裁断や縫製など、製品が完成するまでのほぼ全ての過程を社内で担っているので、お客様の声をすぐに反映することができます。
生産現場と企画、営業の部署も非常に近いので、現場のスタッフ同士でも積極的に意見を出し合いながら妥協のない製造に取り組んでいます。
日本の冬を暖かく、春夏秋を心地よく
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ー宮田織物さんのコンセプトや、大切にされていることを教えてください。
宮田織物のコンセプトとして、「日本の冬を暖かく、春夏秋を心地よく」というものがあります。一番の主力製品であるはんてんは、冬はお布団を着ているような暖かさを感じることができます。また、宮田織物のはんてんは化学繊維ではなく綿素材を使用しているので吸水性があり、冬以外の季節でも肌寒い時は快適に使用していただけます。静電気も溜めない、天然の空調のようなはんてんです(笑)
冬以外の季節も、心地良く着ていただける商品開発を普段から心がけています。
1つの商品を大切に長く着てくださる方に使っていただきたいです。
見えないところに手を抜かないものづくり
ー宮田織物が昔から大切にしていること、こだわっていることはありますか?
宮田織物が大切にしていることは「見えないところに手を抜かないものづくり」です。
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以前大手のバイヤーさんが来社された際に、「手作業の作業を減らしてコストを下げ、値段を下げましょう。できあがりの見た目は変わりませんよ。」と言われた時がありました。その際、現会長の宮田智が「うちは手を抜かない。」と言って断ったことがあります。それくらい宮田織物は一切の妥協をしません。
今でもはんてんに中綿を入れた後は、手作業でひと針ずつ丁寧に閉じています。
ガンダムとのコラボ商品の実現
実は先方様からお話をいただき、宮田織物とコラボしていただくことになりました。
生地選びからデザインまで一緒に携わらせていただき、商品がリリースされた瞬間、一瞬で売り切れるほどの人気ぶりでした笑
↓プレスリリースはこちら
今後の目標について
宮田織物の商品を沢山の人に届けることはもちろんですが、モノづくりは楽しいということをもっと沢山の人に知ってもらい、「ものづくり産業で働く人を増やしたい」というのが目標です。
そのためにも、まずは宮田織物で会社の体制を整えて、楽しくものづくりに取り組めるような組織にすることが目標です!
宮田織物株式会社のオンラインショップショップ↓
![](https://assets.st-note.com/img/1737731741-9PmTbskQBO2HYcluFnwjrKit.png?width=1200)