足元から診る舌リリース実技セミナー開催しました
こんにちは斎藤彰裕です。
先日神戸にてOBCHさん主催で歯科医師、歯科衛生士向けに舌リリース実技セミナーをさせていただきました。
普段私はサロンにて、身体の捻れを整えることで身体を1段上に引き上げるサポートをしています。
また"子どもの身体をまっすぐに"を理念として各地での出張セッションや講演、セミナー活動をしています。
そういった活動をみていただいた歯科衛生士の方々から声をかけていただき、私が行っていること特に今回は、筋肉を緩めることを歯科に応用して舌リリースセミナーとしてさせていただきました。
セミナー内容は
1.筋肉について
2.身体を整えること
3.身体と脳をつなぐ
4.手を鍛える
5.肩を整える
6.口腔内の実践
7.足元から診る
という内容で午前、午後と計5時間のセミナーでした。
(セミナースタートです)
医療職種につく方々は、基礎医学から専門分野の医学について学びます。私も実際、資格を取る際にはそうやって学び、大学で講師として教えるときもそう教えてきました。
しかし、ある時教えられました。触ることが前提での教育だということ、実は触れるということは教わっていませんでした。
普通でも人に触れられると警戒します。私たちは看板を掲げている以上、来られる方は触れられる前提できていますが、意識はそうでも身体はそうじゃないですということです。
だから触れる前の準備がこちらにどれだけ備わっているかで、触れた後の結果が断然違います。
1から4についてはその触れる前の準備としての内容です。基礎医学にある解剖学や生理学の内容を座学としてではなく実学として体験しつつ身体を変えていっていただきました。
赤ちゃんを触れるときは皆さん優しく触れるとおもいます。鉄アレイなら多少雑に扱うこともあるでしょう。対象物をどう認識するかですでに触れ方が変わります。筋肉も違う視点からみると認識も変わり触れ方にも影響します。
(皆さん熱心にメモしてくれてます!)
身体を整えるときどれくらいの力がいいのか。それも答えは身体にあります。
実際に脳と身体を繋げる遊びワークをしていくことで、身体の変化を感じ何故そうなるかも説明しました。そこで答えを体感していただきました。
(手遊びワーク。親子とかでもおもしろい)
(こちらは脚でワーク)
身体の認識を新たにすることで、触れる前の準備ができたので今度はその接触面である手についてもワークと実践です。
手の筋肉の違いが触れ方にどう影響するのか、ここも実際の違いを体感していただきました。
(手にある筋肉の違いを説明してます)
手の使い方が変わると身体もまた変わります。緊張のない身体で触れるからこそ、相手の緊張も生まないところにつながります。
(自分の手首を調整するワークです)
そして今度は実践として巻肩を自分で、そして相手の肩も緩めて戻すワークをしました。
これは緩むという感覚を身につけられると同時に、自分の身体も整うからです。
ここまでで午前は終了です。
過去のセミナーもおさらいして午後からは口腔内の実技に入りました。
(みんなでお昼。それにしても・・)
(御膳がでかすぎー!)
午後から舌リリースの実技でした。まずは口腔内の筋肉そして癒着を上顎部分から緩めて空間を広げていきます。
筋肉が硬くそして癒着するのは捻れて動きがでないからです。午前に筋肉への認識と触れ方も実践しているのでここからはそれの応用です。
口腔の筋肉を把持して筋肉の捻れにあわせて緩める。それだけです。
(皆さんに緩まる感覚を感じてもらいます)
そして皆さんも実践です。
皆さん午前で感覚をつかんでらっしゃるので、スルスルとほどけて口腔内が広がっていました。
さらに緩まない緩まるの感覚を、私が操作してみせることで鮮明になり、感覚を落とし込むこともさせていただきました。
(こちらは舌の下をリリースする指の入れ方)
また緊張している人にいきなり口腔を緩められないときに、外から緩める方法はないかということで美顔セミナーでのおさらいとして、表情筋も触れるだけで緩む実践をしました。
(私の実践風景)
(参加者の実践風景)
もう筋肉を緩めるコツを掴んでるので、効果も早く、皆さんしっかりできるようになっていました。
自転車に乗るのと同じで感覚をつかむことができれば、あとは色んな筋肉をのりこなすだけです。
最後に足元を診ることもいたしました。
口腔といっても全身のなかの一つです。それぞれが繋がりを持ち成り立っています。
足は構造体としての支えであり要でもあります。
その足の状態を評価できて、改善する手法を知っておくことも必要です。とくに足に捻れにがあると地面からの抗力を上半身に伝えることができません。
(足の捻れのポイントをみています)
(実際に整えることも実践しました)
足元が変わることで骨盤や内臓の位置にも変化がでます。そして口腔にもいい影響を与えてくれます。
今回のセミナーが参加された皆さんの先にあるクライアントの方々に、よりよい形で還元されたら幸いです。
嬉しいご感想もいただきました。
以下感想です。
タッチの優しさ、
施術者が緩めるのではなく、
触られた本人が自分で整えていく。
そのサポートを、している感覚。
こちらも心地よく、整う感じ。
今まで、学んできたり、
やって来た方法や考えが、
繋がった感じが、ひしひしと。
素敵な学びをありがとうございます。
口を開けると
顎がカクカク動いてしまう患者様
早速、先日
教えていただいたことを
患者様も楽
私も楽に
お口をみせていただけました😊
ありがとうございます。