鞄の1冊|一生、お客に困らない!日本人の知らなかったフリーエージェント起業術(著者:マイケル・ポート)
ダイレクト・レスポンス・マーケティングでは、もはや日本トップといっても過言ではないダイレクト出版さん。
書籍の値段からするとちょっと高いのですが、COOの領域ではとても勉強になるものが多いので、これまで10冊以上購入しています。
そんな中でもたまに読み返す本がいくつかあるのですが、これはその中の1冊で、「自分のスタンスってこれでいいんだよな?」という指針をチェックするために活用しています。
まず、「フリーエージェント」という呼称がいいですね。プロスポーツ選手のよう。(原題は「Book Yourself solid」なので、邦題はダイレクト出版さんがつけています)。
ちなみに著書のマイケル・ポート氏は、以下のような実績のある方です。
|もし、あなたが以下に当てはまるのであれば、おすすめの1冊です。
いかがでしょうか?
コンサルタントや各種士業、デザイナーやセラピストなど、何かの専門知識や専門スキルがあれば、それを武器にして独立起業し、成功すれば雇われの従業員だった頃の何倍もの収入を得ることができます。
但し、それはお客さんがいればという条件付きの話です。
いくら、知識やスキルが優れていても、お客さんがいなければ、収入は増えるどころが無一文になることもあります。
逆に、もし予約の絶えない状況を作り出すことができれば、収入は青天井に伸びていくことでしょう。あなたの稼働時間は同じでも、単価が変わるからです。
もちろん後者を目指す方のために、本書には、以下のことが丁寧に練習問題までついて書かれています。
知識や技術力は同じなのに、儲かる専門家と儲からない専門家の違いは一体何なのか?
文句や注文ばかり言う面倒なお客を相手にしないといけない専門家と、お客に尊敬される専門家は何が違うのか?
まず、起業の際に何をするべきか?
Webまわりの記述は少し古いと感じる箇所もありますが、それ以外の本質的な部分は変わりません。ずっと愛読できる1冊です。
|ぜひお読みいただきたいポイント
個人的に好きなポイントを、著作権に触れないと思う範囲で一部引用してピックアップしました。ご購入の検討にお役立てください。
・入場制限ロープ(価値のない顧客は捨て去るべし)
本編はじまって最初に出てくるのが、「入場制限ロープ」です。つまり著者は顧客を選ぶどころか、制限せよ、という立場に立っています。
これは、自らを省みても同じことが言え、ストレスの多い顧客を抱えていると、たった1名でその他の優良なお客様に使える時間と注意力の10倍は使っている気がします。
サラリーマンのときはそれでもいいですし、正直、自分の一存では顧客を変えられないことも多いです。しかし、フリーエージェントとなると、自分の時間(稼働時間と思考時間)に上回る資産はありません。
入場制限ロープは、自分の資産を守る盾だと思うといいと思います。
・顧客が得られる最大の結果を設定する
また、こうも書いてあります。
20倍とは途方もない、とはじめは思うかもしれませんが、例えば以下のように考えてみると、妥当だと思えるでしょう。
つまり、10万円のサービスなら、最低200万円のリターンが期待されるくらいでないと購入する側の不安が勝ちます。
以上2点抜粋しましたが、まだまだ拾いたいポイントはたくさんありました。
本の紹介ページには目次も記載されているので、ご参考にしてみてください。
|まとめ
筆者は年100〜150冊を読み、また「積ん読」をするタイプなので、本はとりあえず買っておくのですが、そんな筆者でもさすがに3,700円する本をノータイム購入するのは少しヒヨリます。
他の本なら3冊買えるので。しかし、それを加味しても、以下に当てはまるのであれば買うべき1冊だと言えます。
なんと90日間の完全返金保証もついているので、ポチっておかない手はないでしょう。