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ライティングをAIにサポートさせることで作業時間と単価を抑えることに成功!ChatGPT勉強会の成果とは?
つむぎには様々なカルチャーが存在しています。
なかでも社内プロジェクトはそれぞれのプロジェクトがアウトプットをするため、最もメンバーが意識をするカルチャーといっても過言ではありません。
※“社内プロジェクト”とはつむぎの社内に対する課題解決、そして可能性の追求を目的として、半期に1回、一年に2回開催されるプロジェクトです。
この記事では、24年下期に行われたプロジェクトのリーダーにインタビューをし、プロジェクトの内容や振り返り、学びを伺っていきました。
今回取り上げるのはChatGPT勉強会。(勉強会という名前ですがプロジェクトです!)
リーダーは、HRブランディングコンサルタントの寺嵜孔希が務めました。
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ChatGPTに触れ、学び、活用していく ChatGPT勉強会
このプロジェクトは、その名の通りChatGPTについて、その機能を深く理解することを目的としています。
具体的にはChatGPTの多彩な機能を仕事の生産性向上に役立てたり、クライアントに新たな付加価値を提供できるアイデアを模索したりすることを目指しました。
さらに、そこから新しいサービスやソリューションの創出につなげることも意識しています。
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プロジェクトのメンバーは5名でHRブランディングを担当するメンバー、カケハシ事業部でインタビューライティングを行うメンバー、その編集を担うメンバーなど、異なる職種のメンバーが集まりました。
プロジェクトでは全員がChatGPTの有料版を利用しながら、アイデアを出し合い、可能性を探求する形で進めていきました。
ミーティングは月に1回程度のペースで実施。実際にどのように活用できるのかを議論し、意見を交換しながらプロジェクトを進行しました。
この多職種連携によって、新たな視点や知見を得ることができ、非常に充実した内容となったと感じています。
メンバーで協力し、難所だったプロンプトづくりを乗り越えたGPTs制作
まずはプロジェクト参加者がChatGPTを触ったことがない状態からスタートし、その機能を探るところから開始。
その過程でGPTsという機能を発見し、実際に作成・運用してみることを行っていきました。
※GPTs:ChatGPTにおいて特定のタスクを行えるアプリケーションのようなもの
人事業務に関連する部分ではHRブランディングのメンバーが、そしてインタビューライティング分野ではカケハシ事業部メンバーが中心となり、GPTsを制作するための質問項目や内容の検討を行いました。
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さらにChatGPTを自社の業務にどのように取り入れるかについても議論し、プロトタイプのGPTsをカスタマイズしていったのです。
しかしAIに指示を出す「プロンプト」の作成が難しく、思うような結果を得られない場面も多々ありました。
試行錯誤を重ねプロンプトを調整しながら、自身の望むアウトプットが得られるように努力を進めていきました。
初めて触れる技術でしたが、最終的には勉強会の成果をお客様に提供できるサービスとして展開するという流れも生まれています。
実践から価値を生み出すことができたのはとてもいい経験でした。
AIに対するアレルギーを克服できたことこそ、1番の収穫
先ほど勉強会から生まれたサービスに触れましたが、実は成果として最も大きかったのは組織内のAIへの抵抗感やアレルギーを克服し、AIを積極的に活用できる精神的な準備が整った点でした。
はじめは、AIのアウトプットが期待に沿わないときにAI自体を責めてしまう場面もありました。
しかし、学びを深めることでプロンプトの工夫次第で結果が大きく変わることを実感したのです。
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またChatGPTだけでなく、画像生成や動画生成、検索系AIなど多様なツールに対しても抵抗なく触れられるようになったことは大きな成果だと感じています。
社内において、AIが日常業務の効率化に欠かせない存在となり、生産性が飛躍的に向上しています。
社内における活用例としては、カケハシ事業部のサービスにおいてインタビュー後のレポート作成の一部をAIで代替したサービスが挙げられます。
AIにレポートの抽出をサポートしてもらうことで、紡ぎ手(※)がインタビューに集中する時間を創出。さらにはサービス提供単価の低減を実現しました。
※弊社のインタビューライターの呼称
HRブランディング事業部では、ChatGPTを活用した「人事サポートAI」を開発し、インタビュー原稿をもとに企業の状況分析や最適な人事施策の提案を可能にするツールを構築するまでに至りました。
こうした取り組みを通じて、業務の生産性向上とクライアントへの付加価値向上が実現したことが、本プロジェクトの重要な成果です。
人事領域にAIを活用し、クライアントの力になっていきたい
ChatGPT勉強会を通じて、AIに対して非常に前向きな姿勢を持つことができました。
現在、生成AI分野ではChatGPTに限らず、多様なツールや機能が次々とリリースされています。
現代で活動する企業としては、それらを効率よくキャッチアップしていくことが必要です。
そうした中で、GPT勉強会を行得たことはとても大きな収穫でした。
つむぎとして生成AI分野に関する知識をキャッチアップするための基盤を整えることができたためです。
つむぎとしては生成AIの知見をさらに深めることを目指しており、ChatGPTにとどまらず多様なツールを活用していきたいと考えています。
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そのため2025年には、ChatGPT勉強会を発展させた「生成AI研究会」が立ち上がっています。その成果はまたご報告できればと思います。(研究会という名前ですがプロジェクトです!)
業務面では、クライアント企業の経営者から現場の社員に至るまで、AIを自然に業務に取り入れられる環境を整える準備を進めています。
既に研修などでChatGPTを活用する取り組みも始めており、生成AIを活用した葬祭業界向けの人事領域のトップランナーとして、今後も活動を推進していきたいと考えています。
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