未来日記
「今日は何日だや?」
そう言うと、認知症の父は、いつものように"三年日記"を開き、腕時計と新聞で今日の日付をチェック。
おっと。1月2日は新聞はお休みだと伝えなければ。
三年日記なので、1月2日のページには、2022年、2023年、2024年の枠があり、開かれた1月2日のページを覗き込んで見ると、2023年の日記は、おや?既に書かれた後のようです。
恐らく、去年の年明けは、認知度が低迷ぎみだったのでしょう。2022年の日記はすでに書いたのに、その数分後に、また日記を引っ張り出しては、まだ書いていないと思い込み、2023年のところにもう一度書いてしまったようです。
見ると、隣の1月3日のページも、既に1年前に"未来日記"を書きおえています。
父に、お父さんが勘違いして、2日の日記も3日の日記も、すでに1年前に書き終えていることを伝えると、父はハハハ!と、自分のマヌケさを笑って日記を引き出しに戻しました。
が、暫くすると、また日記を引っ張り出してきて…
続きは、この投稿の最初から読み直してください。笑
すでに1年前に書き終えていることを、もう一度、念を押して伝えると
「さよか!」と、呆れたように言うと、再び日記を引き出しに戻しました。
おかしなもので、後で1年前に書かれた日記を読んでみたのですが、今年書いたものとして読んでも、これといって支障のない内容でした。笑
そして、翌日の1月3日になると、父は引き出しから日記を取り出して…
続きは、もう一度、この投稿のはじめからお読みください。笑
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