生ゴミから完熟堆肥へ - 仕込みと切り返し -
こんにちは、TSUMUGIのかよこです!
今回は、6月に社会科見学で訪問した五段農園さんに教わった方法で、ついに自分たちで生ゴミの完熟堆肥化に挑みます!
家庭でLFCコンポストを実践しているメンバーの一次処理品を葉山のコミュニティハウスに集積して、二次処理をおこなっていきます。
一次処理品とは?
高谷さんの考える生ゴミ堆肥の完熟化には2つのステップがあります。第一段階として、まず生ゴミを乾燥させ堆積を減らします。そして第二段階として、微生物の力を借りながら発酵させ、完熟させていきます。
第一段階では、床材と呼ばれる籾殻や米糠の混じった微生物が住んでいるベッドのようなもの中に、毎日水気を切った生ゴミを投入します。すると、床材の中に微生物によってある程度は分解されていきます。これを一次処理品と呼んでいます。
TSUMUGIでは、LFCコンポストを使って家庭で生ゴミを堆肥化しているメンバーが多いのですが、なかなか完熟までたどり着いているメンバーが少ないのが現状でした。
そこで、今回は、LFCコンポストの床材を使って1〜2ヶ月生ゴミを投入したものを一次処理品として集め、高谷さんのコーチングのもと、二次処理をかけることにしました。
完熟堆肥の仕込み
メンバーの各家庭にある一次処理品を葉山に集積したものがこちら。
ここに、米糠・赤玉土を加えて、よくかき混ぜます。
そして、水分を加えて全体の水分量を60%に調整していきます。
不思議だったのは、それまでは匂いも虫もほぼいなかったのに、水を入れた瞬間に匂いがきつくなり、大量のハエが湧き出てきたこと...。匂いは、少し酸っぱいような腐った感じの匂いで、あまり気持ちの良いものではありません。
水を入れて匂いがきつくなったり、ハエが沸いたということはやはりこの時点では完熟した堆肥にはなっていなかったということです。このまま畑に撒いてしまうと、生ゴミをそのまま撒いているのとあまり変わらないとのこと...。
切り返し作業
この後、1週間〜10日に一回、「切り返し」という作業を行いました。水分が下に降りていってしまうため、中身をかき混ぜて空気と水分をならしてあげる作業です。そうすることによって微生物の働きが活発になります。
成功していれば、切り返しの度に温度があがって、60度以上になるのですが、雨水が中に入ってしまったり、温度は60度に達さない日もありました…。
果たしてちゃんと完熟しているのか…。完熟テストの結果は2月末に分かる予定です。結果はまたレポートしたいと思います!