酸ヶ湯で本気の風邪を湯治
2024年3月31日で青森市にある棟方志功記念館が閉館するとのこと
いつか行こうは叶わない時がある
版画を始めて棟方志功に出会い、昨年は旅行先で展覧会に出くわし3ヶ所制覇し、記念館があるなら行ってみたいと思いが募っていたのでこのタイミングで青森へ行くことにした
そして私はやってしまっていた
奈良で、かき氷で、見事に風邪をひいてしまったのだ
1度風邪をひいて飛行機乗って、中耳炎になったことがあり、いい思い出がないのだか、今回は大丈夫だろうか…
なんとか乗り切ることができ、青森駅まで行くとスタバの看板を見つけ、早々にスタンプラリーをクリア
送迎バスで酸ヶ湯温泉へ行く
美の巨人でも酸ヶ湯温泉が写っていて、棟方志功が気に入っていたのだとかなんとか
そしたら行くしかないと、年度末のご褒美としてちょっと広めの部屋を予約していた
乗り合いバスで向かった温泉宿は、もうそこでしか過ごすしかないたたずまいを感じる
11時に着いたのはいいが、どうして過ごすのか
と悩むことはない
酸ヶ湯温泉と言えば千人風呂
チェックイン前に入れたり
広い休憩室でまったり過ごすこともでき
そこで食べたクロワッサンが最高だった
これは最近食べまくっている中でも上位に入るおいしさ
明日青森戻ったら、また買おうと決める
なんだかんだでチェックインの時間
しかしその時間帯になるともう風邪が悪化し、部屋に入った途端横になる
えっ、インフルだったらどうしよう…
でも熱でないんだよなー
横になり、ご飯食べる
食事会場の大広間には棟方志功が書いたでっかい掛軸が飾られており、その前で食事をしている人がいる
あんな書の前でご飯はうらやましい
右端の文字は「華厳」
なるほど
世界に1つだけの花ってこっから来てるのか
それを華厳っていうなんて、華厳の滝もそういう意味?
食事を終え、横になり、お風呂に入る
8時からの千人風呂は女性専用になっていて、気兼ねなく入浴(チェックインまで待ったときは、仕切りの影に隠れて入浴)
女性風呂の玉の湯もとっても良かった
館内には随所に棟方志功の作品が残っており、彼もここに来ていたのかーと思うと、生きていたら「やっぱりあのお風呂最高ですよね!」って声をかけられる気がする
正しい過ごし方かは分からないが、お風呂に浸かったあとぐったりぐっすり眠った
湯治って風邪には効かないだろうけど、テレビもつけることなく、本も読むこともなく、とことん休んだ
次の日起きたら少し調子が良くなっていて、温泉のおかげかなと思う
こんなに体調が回復するのなら、風邪引いたら無理して仕事しちゃいけないなーと今さら気づいた
そりゃ2週間ひきっぱなしになるよね
新しき学び
行きよりも大きな送迎バスに乗り、青森駅に向かう
おいしかったクロワッサンと、パンオショコラも頼もうっかなとワクワクしながら
左手にずっと岩木山を望みながら「あれが近く見えることはあるのだろうか」とも思いながら
駅に着きパン屋さんへ向かうと
やっぱりなんでも一期一会
次の日も結局買えなかったので、買えたことがラッキーと思えたクロワッサンでした
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