【紙ひとえの壁】 ~アルツとレビー . あかるいニート~
母がショートステイの週末。日曜日の午後。
夫とテレビを見ていると、50代の息子さんが認知症の母親を.......
悲しいニュースが流れる。私は思わず
私 「わかるわー......」 とつぶやく。
夫はチラッと私を見て苦笑し
夫 「いやいや!それはないやろう」 と言う。
私 「しないよ!しないけど.........気持ちはわかるってこと」
弟とはよく話す。少し前にも町内で70代のご主人が認知症の奥さんを.........の悲しい事件があった。
弟 「他人事と思えん.......」
私 「どんな気持ちだったんだろねー。きっと、きつかったんだろね」
弟 「ほんと、紙ひとえばい」
紙ひとえ
私は娘が幼稚園の時のママ友との会話を思い出した。幼児虐待の話をしていた時に
友人「しないけどさぁ。気持ちはわかるー!」
「わが子は可愛いいよー!なにものにも変えられない!」
彼女と私は上の娘が同い年で、私は3つ下に息子。彼女は4つ下に娘さんがいてお互い二人の子持ちだった。
私 「そうねー。確かに煮詰まる時あるよねー」
友人「夜中とかさ、泣き止まない時、抱っこしていて、今手を離したら楽に
なるかなぁ、とか洗濯機回るの見ていて中に入れたらとか.........」
友人はハッとした様に
友人「しないよ!できないよ!!」 と手を振り慌てた
私 「わかってるって!あまりにも泣かれて自分が限界になった時って変な
考え浮かぶよねー」
友人「ほんと、紙ひとえよ」
私 「でもさぁ。その紙は凄くがんじょうなんだと思う。気持ちは一緒でも
する人としない人の壁は厚い?紙だけど厚いんだと思う!」
友人「そうねー。でも何かのひょうしに破れちゃうんだろうね」
私 「そうかもね......」
核家族化のなか、子育てにしても介護にしても家族に精一杯の愛情を注ぎ
皆頑張っていると思う。でもその思いを超えてしまうほどの状況と精神のバランスが崩れた時に悲しい事件は起こりうる。真面目で優しくて責任感のある人が追い詰められる。
今コロナ過の世の中で家族と過ごす時間のありがたさを感じる方がいる一方で閉ざされた家の中で子育てや介護をされている方もいると思います。
ぼちぼち頑張りましょう。辛い時は助けを求めましょう。私もそうします!やさしい世の中になります様に^m^