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言葉メモ:すべての争いは「自分は正しい」という思い込みから始まる

誰の言葉だったでしょうか。
以前読んだ本の著者の言葉だったか、
本の中で紹介されていた偉人の言葉だったか・・
私が考えた言葉ではないことは確か。笑

戦争にまつわるニュースがテレビで流れると
小学校4年生の娘は憤って
「なんで戦争なんてするんだろうね!」
と不満と疑問をぶつけてきます。

そのたびに私はこの言葉を思い出します。

誰だって、自分で決断するときは
そう決めるまでの自分の考えが、正しいと思って選択するはず。
絶対に正しいと思える場合もあるし、やむを得ない選択の場合もある。

どんなささいな争いでも、発端の根っこをたどっていけば
「自分の考えや選択の理由には正当性がある」
という主張の受け入れを、相手に強要するところから始まっていると
思います。

万人にとって正しいこと・万人にとっての正義
この世にそんなものはありません。

一見あるように思えても、今の自分には想像もつかない
見えていない部分で、覆されることが、あるかもしれません。

天動説は覆りました。
でも今もなお、科学のすべてが正しいなんてことは
ありえないと思います。

真実なんてあってないようなもの。
追い求めるほどに遠ざかっていく
辿り着いたと思ったらひっくり返る
そういうものなんじゃないかと思います。

ひとの考えは、科学よりもずっと不確かで
人間の数だけ正解があるようなものですから
自分の正義や当たり前が、他人にとっても同じであることはないのだと、
常に念頭に置くぐらいでちょうどよいのだと思います。

あの人のこの主張には、どんな背景があるのだろうか。
自分のこの主張はどうしてあの人に受け入れられないのだろうか。
どこに共通点があり、どこで食い違っているのだろうか。

どんな状況でも、想像力を働かせることが
平和への第一歩な気がします。

これだけで解決するほど簡単なものではないけれど
まずはここから。

人のうえに立つ人ほど、想像力を忘れないでほしいな。

そして自分自身も。

そのように思います。

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