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鏡に向かって「お前は誰だ」1週間やってみた【発展形】

 鏡に向かって「お前は誰だ」と言い続けると自分が誰だか分からなくなるらしい。だったら、「お前は天才だ」と言い続けると頭が良くなるんじゃねというIQ5の発想。検証していく。

うわっ…私のIQ、○すぎ…?

 とりあえず現在のIQを知らなければいけない。ネットにあるIQテストを受けてみる。


 よくわからないがメンサのノルウェー版とデンマーク版かな。

メンサ(英: Mensa)は、人口上位2%の知能指数 (IQ) を有する者の交流を主たる目的とした非営利団体である。高IQ団体としては、最も長い歴史を持つ。会員数は全世界で約12万人。支部は世界40か国。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 現状を知るために上のノルウェー版を受けてみた。

 興味がある方はやってみてください。登録なしの完全無料です(じつはこれの前に別サイトで受けてみたのですが無料とうたっているクセに結果を見るには支払いが必要で、小一時間ほど悩んだ末にそっとブラウザを閉じました)。

 
 35問あって残り10問ぐらいは時間が足りなくて適当に埋めた。問題数を制限時間だと勘違いしていたので配分ができていなかったのだ。もうこの時点でIQが高いとは思えない。

 ちょっとやばいかなと思いつつ、恐る恐る結果を見る。


結果は……

 結果IQ115。意外と悪くなくて安心した。後半は時間がなくて適当に埋めたが、時間があったとしても今の・・私には解けない難問だった、そう、今の私にはね! だからこの結果はおおむね正しいのではないかと思う。

 図を見ると115は良さそうに見えるが、たしか一般人の平均ぐらいだったと認識している。何とも普通すぎる結果である。

 130超えが天才の領域とも認識している。図を見るとメンサも130がボーダーのようだ。たしか、じっちゃんが名探偵の高校生はIQ150と言ってたかな。すげー。

 今回の検証は1週間毎日5分鏡に向かって「お前は天才だ」と言い続けて、IQが上がるかというもの。1週間後に今度はデンマーク版メンサテストを受けてみる。


1週間「お前は天才だ」スタート!

【day1】

 テスト2日後。5分間タイマーをセット。鏡の中の自分に向かって「お前は天才だ」とひたすらに呟く。まじまじと自分の顔を見るのは久しぶりだ。……別にこれとって何も。

 気付いたこと、鼻毛が出てた。


【day2】

 風呂場の鏡でやってみた。ただ「お前は天才だ」と呟くだけではなく、何というか、もっと芯に向かって、脳髄の奥の奥にメッセージを届ける感じでやってみた。

 途中からリズムをつけて歌いながら踊っていた。風呂上がり、裸である。もしも誰かが目撃していたら、その姿はIQ2ぐらいに見えただろう。


【day3】

 この日も風呂場。前日は途中からおどけてしまったので真面目にやる。「お前は天才だ」と鏡の中の自分に向かって言うとそりゃそうだよなぁという気がしてくる。そんなに何度も言わなくてもわかるよと。

 手持ち無沙汰なので首筋のリンパを流しながらつぶやく。そうこうしているうちに大体5分が終わる。前日、本日と時間は計っていない。


【day4】

 初日と同じく机で行った。5分タイマー。「お前は天才だ」と言う度にいや、逆に馬鹿なんじゃね?という心の奥底の声も聞こえてくるような気がする。

 天才だと言うたびに現状との乖離が苦しい。謙遜ではなく実際に大したことはないのに人に褒められて否定したくなる気持ちと似ている。今日の「お前は天才だ」は「お前は馬鹿だ」に聞こえた。


【day5】

 ジョブズプレゼンスタイルで行った。立った状態で手の動きを入れながら、おま天をしていくというもの。自然と笑顔になる。プレゼンだからか。

 この日の感情は無。顧客には良質な「お前は天才だ」を提供できたんじゃないかとは思う。


【day6】

 机にて。「お前は天才だお前は天才だ」とひたすらに呟いても何も感じなくなってきた。

 肯定も否定もない。効果があるのかどうかもわからない。


【day7】

 最後の「お前は天才だ」。机にて行う。そのままIQテストをしてしまおうと考えている。

 感じとしては前日と同じ。何も感じない。この検証に効果があったのかどうかに関してはテストの結果を見てから判断することにしよう。


CMの後、驚きの結果が!!!

 
 デンマーク版を受けてみた。最初よりもするする解けた気がする。制限時間を大幅に残してフィニッシュ。

 全て理解して答えを導き出せたというわけではないが、いたずらに時間を浪費して迷うのではなく、自分なりに仮定してこれだと思う答えや妥協点を出すことができたので疲れはない。これはひょっとしたらひょっとするかもしれない……!

 

 もしも、IQが130になっていたらメンサに応募しよう。

 かといって、メンサでなんかやるのもダルいし、まあ称号だけはもらってやってもいいかな。

 それで飲み会とかで「おれぇ、じつはこう見えてぇメンサなんすよぉ」とか。

 そして、ペンネームを「爪毛」から「爪ンサ毛」にしよう。

 
 
 ふぅ。

 結果は……

 IQ115。変わらずでした。

 ふーむ。まあ1週間5分で変わるようなものとは思ってはいなかったけどね。でも、時間と労力をフルに使ってのIQ115と余裕を持ってのIQ115は違うんじゃないかなあ。

 ある意味で、数字には表れない形ではIQが、いや、IQでは測りきれない、なんか頭のなんかがなんかよくなったんじゃないかな。

 まあ、下がらなかっただけでもよしとしましょう。

 そもそもこれは、「お前は誰だ」をすると自分を見失ってしまうと言われていた都市伝説(か事実かは知らない)。それを「お前は天才だ」に変えたとしたら悪影響がないだけではなく、いい影響すらあるのではないだろうか、という検証。

 元々私がやばかった可能性は否定できないが、メッセージを変えればおかしくなることはないとわかったので成功でよろしいかな。

「お前は誰だ」を検証する勇気はないので、誰かやってほしい。しかしながら、私はかつて鏡を話し相手にしていたことはあるが……。うーむ。

 まあこの「お前は誰だ」の発展形シリーズ、次の題材も考えているので次回をまたれよ。


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