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嬬恋村で輝くひとvol.2【協会員さまインタビュー 嬬恋村おいしい米づくり研究会_会長 小嶋さま,嬬恋村地域おこし協力隊_ 亀井隊員】

こんにちは!嬬恋村観光協会SNS担当のサカタです。

毎月シリーズ「嬬恋村で輝くひと」をタイトルに嬬恋村で様々なことに挑戦されている方をご紹介しています!

世代も、ジャンルもさまざま。個性とバイタリティーあふれる、すてきな皆さんの活動を知るチャンスになれば嬉しいです。

『嬬恋村で輝くひとvol.2』で紹介するのは「嬬恋村おいしい米づくり研究会」の代表 小嶋さんと、小嶋さんのもとで米作りを習っている嬬恋村地域おこし協力隊の亀井さんです。

嬬恋村おいしい米づくり研究会の会長小嶋さんは、嬬恋村のお米農家さんです。小嶋さんは平成24年の『第14回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会』に初出品し、国際総合部門にて金賞を受賞され、その後も『お米日本一コンテストinしずおか』においても平成28年の第13回大会でも金賞を受賞されるなどほぼ毎年のように素晴らしい賞を受賞されています。

そんな嬬恋村を代表するお米農家さんのひとりである小嶋さんと小嶋さんの元で勉強中の地域おこし協力隊の亀井隊員にインタビューさせていただきました。

ぜひ、さいごまでお読みいただき、このご紹介をきっかけに活躍する皆さんとその会社を知って応援していただけると嬉しいです!


嬬恋村おいしい米づくり研究会_会長 小嶋良一さんインタビュー


(左)小嶋さん

−−−小嶋さんがお米作りを生業にしたきっかけを教えてください

親父(小嶋さんのお父さま)の代からお米農家だったのがきっかけとして大きい。「嬬恋村でおいしい米を作ろう!」と、親父たちが若い時から米作りに力を入れていて、それのもっと前、天明3年の浅間山の噴火以降からいい米作りをしたいという人がこの鎌原の地域には多かったと思う。田を増やし、米作りに励んでいったというベースがあった。
あと、群馬県の試験場(群馬県 農業技術センター)で毎年米の検査を行っていたこともあるね。

−−−お米の品評会(『第14回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会』、『お米日本一コンテストinしずおか』のこと)にはどういった経緯で出品されるようになりましたか?

嬬恋村の村長からぜひ出品しないか?と農業委員会から何人か出品できる機会があってその際に出品したことがきっかけだった。
そして出品してみたらびっくり。予想以上に成績が良かったんだよ(笑)

受賞後の撮影会の様子。(中央)小嶋さん(右)小嶋さんの奥さま(左)嬬恋村村長

−−−お米は病気になりやすく栽培が難しいイメージが個人的にあります。嬬恋村での栽培は大変ではありませんか?

意外とお米は長雨だったり、低温だったりすると病気になりやすかったりするけど、昨年みたいな年はそれほど病気にはならないんだよ。暑かったから。
今は、稲こうじ病が問題に上がっている。モミが黒くなってしまう病気なんだけど。
あとはいもち病など、いろんな病気になるリスクがあるのは確か。その対策のために最低限の消毒を行っているので品質に問題なくいいお米ができているよ。

−−−お米の栽培方法でこだわっていることをぜひ教えてください。

特別栽培米ってことかな。通常の農薬の1/3以下。私が育てている米のほとんどは、この特別栽培米。
一番大切にしているのは有機質肥料をいかに使うか。そして、農薬をいかに少なくするか。その点かな。モミの消毒から農薬はつかわない。
唯一農薬を使うのは、田の草取り。今は一番そこに苦労している。消毒は一回だけだったけど。田の草取りの際に農薬を使わない方法を今は模索しているよ。

特別栽培米とは。-特別栽培農産物に係る表示ガイドライン-

−−−また、お米の品評会(『第14回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会』、『お米日本一コンテストinしずおか』のこと)ではさまざまな品種を出品されていました。「ひとめぼれ」「ミルキークイーン」「ゆうだい21」の特徴、またそれぞれどこで購入できますか?

「ひとめぼれ」はまず、さっぱりした感じ。おにぎりやお弁当のご飯に適していると思う。
「コシヒカリ」はもちもちしていて粒が小さい。
「ゆうだい21」は「コシヒカリ」のようだと言われるが、米粒が大きいことが特徴。
「ミルキークイーン」は本当にモッチモチ。おもちっぽい。時々食べるのにはいいけど、普段食べるには飽きが来るかもしれない。個人的にはそう思うが、あさまのいぶきでは人気だよ。柔らかいお米が好きな人にはもってこいの品種かもしれない。

「ミルキークイーン」「ゆうだい21」「コシヒカリ」は『あさまのいぶき』にて、「鎌原米」と書いてある袋に入れて「あさまのいぶき」で販売していて、「ひとめぼれ」は『嬬恋米』の袋に入れて販売しているよ。
『嬬恋米』は「あさまのいぶき」と、村内のスーパー。あと最近は「嬬恋村観光案内所」でも販売してるよ。

−−−小嶋さんが作っているお米の品種の中で特に気に入っている品種があればぜひ教えてください。

どれもおいしいよ!(笑)でもやっぱり「ひとめぼれ」別格かな。
私が、一番最初に嬬恋村に持ってきたこともあって思い入れが強いね。

−−−「ひとめぼれ」を最初に嬬恋村で育てるようになったのは小嶋さんなのですね!

「ひとめぼれ」は平成5年に持ってきたよ。しかしそのときは冷害がすごかったんだよね。その年だけはひどかった…(あまりいいお米がとれなかった)そのあとは順調に生産ができていて、嬬恋米にすることができた。

−−−「嬬恋米」はいつ誕生しましたか?

2020年にやっとできた。その前までは、嬬恋村ほぼ限定の「鎌原米」として販売をしていた。
「ひとめぼれ」の生産者がどんどん増えたからそろそろしっかりとしたブランド化を行いたいと思ってたところ、役場農林振興課から頼んでもらえて「嬬恋米」という名前と、米袋ができた。
「嬬恋米」というブランドができる前は、地元の学生たちに名前を考えてもらったり、鎌原の米作りの活性協議会で話し合ったりしていたが、ずーっと名前が決まらなかった。
そんなこんなしている間に、東京の広告会社からデザインしてもらえるタイミングがあって、その時に「嬬恋米という」名前と米袋をどっちも作ってもらえた。
嬬恋村の「嬬恋」っていい名前があるじゃないかって。なんてことはない「嬬恋米」ってね。
名前も覚えてもらえやすいし、いい袋だと、米袋のデザインもよく褒められるし、「嬬恋米」としてブランド化できてよかったよ。

2020年秋「嬬恋米」堂々誕生!

−−−ちなみに、嬬恋米のお米はどんなお米ですか?

「嬬恋米」の袋には、「ひとめぼれ」の食味点数が80点以上の一等米を詰めているよ。
食味の点数は、食味点数をはかる機械が役場と農協にあって、毎年数値をはかっている。

−−−小嶋さんが「嬬恋米(ひとめぼれ)」に合うな〜と思うご飯のお供はなんですか?

卵かけご飯かなぁ。なんでも合うけど。一番は卵かけご飯だと思うよ。

−−−お米の他に作られているものはありますか?

花と米を半々でやっているよ。実は米よりも花の方が収益が上なんだよね。

−−−ちなみに、どんなお花を生産されていますか?

レンギョウとトルコキキョウ、グラジオラスかな。

−−−今後の小嶋さんの挑戦したいことや目標をぜひ教えてください。

そうだなー。 
歳が歳だから(笑)新しく挑戦したいっていうよりもこれからも米作りを継続していきたいと思うよ。

嬬恋村地域おこし協力隊_亀井隊員インタビュー


亀井隊員

−−−まず亀井さんのことを教えてください。

2023年7月から嬬恋村地域おこし協力隊になりました。
もともと農業をやりたくて色々な地域の農業を見てまわっていて嬬恋村に移住を決めました。
嬬恋村は以前の仕事の時(8年前かな?)「いいところだったなぁ」という印象を思っていました。忘れられない場所でしたね。

−−−特に忘れられない場所などありますか?

景色がとにかく印象的で。
高いところから見た時の景色。とくに仙之入が気に入っています。きれいだなと思いますね。

−−−そして嬬恋村のお米農家さんになろうと思われたんですね。

正直いうと、農業であれば…!という思いがあったので、ジャンルにはこだわりはなかったんですよね。
自分が応募した頃の嬬恋村の地域おこし協力隊の募集は、農業の場合は「米栽培」だったので、最初は「やってみるかー!」という感じでした。
ちなみに、小嶋さんとこでやることも決まってましたよ。

−−−そうだったのですね。小嶋さん、亀井さんを受け入れて働いてもらってて今どうですか?

(小嶋さん)うちにもね「働きたいです!」ってくる人は結構いるんだよ。でもね、なかなかだめなんだよね。亀井さんはすごいよ若いから。持ち上げられないものも持ち上げるから。抜群だよ。一生懸命やってるよ。来たときは丁寧で遅かったけど、今は仕事をおぼえるのもはやいよ。

(亀井さん)以前の仕事は丁寧さが一番重視されていたから、そのクセがあったんですよね。
小嶋さんとこで働くようになってから、少し手をぬけるところと、丁寧にするところがわかってきたので徐々に作業スピードが上がってきた感じですね。

−−−今は最近はどのような仕事を今はされていますか?

(小嶋さん)9〜10月はもう収穫も終わっちゃうからそのあとはハウスでの作業。片付けだとか、花の世話。雪の降る時は塩カル撒きをしてるよね。

(亀井さん)そうですね。嬬恋村観光案内所前とかも塩カルまいてますよ。あとは、役場から応援を頼まれた仕事をやったりですね。

−−−観光案内所前の塩カルはお二人がまいてくださってたんですね!ありがとうございます!亀井さん、来シーズンになる2年目はどんなことを挑戦したいですか?

昨年は7月から働き始めたので一番知りたい植え付けなどができなかったんですよね。
だから、来シーズンはとにかく一通りもう一回おぼえ直ししたいし、農地を借りて自分で作物を育てて収穫までしたい。
任期中までには収入を得られるようにしてここ(嬬恋村)に残りたい。

小嶋さん、亀井さん。お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました!

当日は小嶋さんのお家に伺いまして、小嶋さんの奥さまからもフレンドリーに楽しくお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

インタビュー終了後は、ハウスでの作業を少し見せていただきました。

冬の間は、お米はおやすみ。お花をメインに栽培されているそうです。
トルコキキョウの苗を見せていただきました。
小さい命が芽吹いてました…!

小嶋さんも生産している「嬬恋米」が買えるお店

あさまのいぶき

小嶋さんのお米は全て農産物直売所「あさまのいぶき」にてご購入可能です。

お米の品種
・ミルキークイーン
・ゆうだい21
・コシヒカリ

以上は、「あさまのいぶき」店頭のみの販売です。
※確実に欲しい場合は「あさまのいぶき」にてお問い合わせください。

「嬬恋米(品種:ひとめぼれ)」は、店頭はもちろんオンラインショップでも購入可能です。

〈あさまのいぶき〉
群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原493−17
tel:0279-82-1283
営業時間: 10:00~15:00
店休日:火・水 ※時期によって変更あり。
※休業日,営業時間の詳細は「あさまのいぶき」にお問い合わせください。

卸売りセンター サンエイ

「嬬恋米」を店頭販売中。

〈卸売りセンター サンエイ〉
群馬県吾妻郡嬬恋村西窪44-1
tel:0279-97-3831
営業時間:09:30 ~ 19:00
店休日:不定休

嬬恋村観光案内所

嬬恋村観光案内所では、最近小嶋さんのお米のお取り扱いを開始しました。こちらもオンラインショップから購入可能です。

〈嬬恋村観光案内所(一般社団法人 嬬恋村観光協会)〉
群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原710−136
tel:0279-97-3721
営業時間:8:30~17:00
店休日:なし※年末年始を除く

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