妻365 10日間のまとめ
ぼくら夫婦が迎える2回目の結婚記念日に「今年は毎日妻を撮るよ」と宣言しました。出会った頃は毎日向けてたカメラも近頃はご無沙汰でした。撮影しても子どもの成長記録としてのものばかりでした。果たして次の結婚記念日まで妻を撮り続けられるのか、妻は撮られることが嫌になったりしないのか、お互いどうなるのかわからない企画が思いつきではじまりました。
1日目の夜に妻は「私を見てくれてるって感じが嬉しかったよ」と撮影の感想を言ってくれました。夫は妻がそれを嬉しく思ってもらえることが有難いことだなと感じました。
10日間やってみて、毎日撮影をすることで夫婦のコミュニケーションが増えることがわかりました。妻と子どもの2人の時間についていくことが増えましたし、写真を編集したり送ったり感想を聞いたりSNSにアップしたりと、夫が妻のことを考える時間も増えたように思います。
また、外に行く時にいつもとは違う行動をしようとする機会が増えました。同じ目的地に行くのにも少しちがう道を通ってみたり、子どもを遊ばせるときに1番近い公園を選ばずに「今日は◯◯公園に行ってみる?」とバリエーションを意識する機会が増えました。これは息子にとってもいいことのような気がしています。4日目に撮影した梅の木は、いつもとちがう方向へ散歩にいったことで出会うことができました(わりと近所なのに知らない場所でした)
撮影者としても、少しでもちがう写真にしないと!という気持ちがあるので、ふだん選ばないシチュエーションでの撮影をすることが増えました。いつもなら100点満点中80点ぐらいの気にいる場所じゃないと撮影する気がおきないのですが(自分の中に最適解があって、どうなるのか大体わかるところで撮りたくなる)そうじゃないシーンでもチャレンジすることが増えました。やっぱりちがうよな〜と思うこともありますが、これはこれでいいじゃんと感じることも多々あり、表現が広がる気がします。
撮影していて思うのは、いい写真を撮ろうとするなら撮影以外の時間を大切にしなくてはならないということです。妻といい時間をちゃんと過ごせているかが何より重要なんだなぁと感じます。
撮影時には子どもとの写真もたくさん撮っていて、そっちの方がいい写真だったりもします。
でも子どもと一緒の写真は「妻を撮影した写真」としてカウントしないルールにしています。
あくまで妻にフォーカスして、妻に向き合うために始めたいと思ったからです(でも妻は子どもと一緒の写真が増えることの方が嬉しそうです)。
正直、毎日撮影するのは思った以上に大変です。でも1人の人を毎日撮り続けたらどんなことが起きて、撮影する写真にどんな変化が起きるのか(その前に途中で辞めずに完遂できるのか)とても楽しみなんですよね。
以上、10日目までの感想でした。残り355日、まだまだ先は長いです!
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