「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス6
今までの経緯はマガジンをどうぞ
変わる覚悟
これからスタートする「瀬戸専修スクール」
そこでは実践的な学びを行う。
座学
・リフレクション
・思考(考えるということ、具体と抽象について、心理学、ロジカルシンキングなど)など
実践
・3年間のリフレクションつきのバイト経験
・3社以上のバイト経験
このハイブリッド式の実践に直結する学びを3年間して会社に入る。
会社はそういった人材を受け入れる覚悟がいる。
会社(社会)は良くも悪くもある程度の慣性の働きがある。
そこに今までとは違ったものが入ってくる。
人間は今までと違ったものと出会うと、戸惑い、時には拒否をすることがある。
日本人はそういった傾向がさらに強めにでる。
また日本独特の上下関係の雰囲気もある。
もちろんそういうことも含めて「働く」ということを3年間教えるわけだが、それでもハレーションが起きる可能性がある。
そのときに、社員に非がある、あるいは、社員を変えようとするのではなく、会社(社長)自らが変わるきっかけだと思うことが大切。
自らが体験したわけではない。
しかし、よく聞く話。
学校で。
大学院で新たな学びをしてきた。
現場に戻る。
試そうとする。
「そういうことはやったことがないから、足並みが揃わないから」という理由で却下。
会社で。
インターンなどをして事前準備万端。
いざやる気満々で入社
でも
「とりあえず1年目は黙って言われたことをやっておけばいい。」
もちろん理屈は分かるし、現場を分かっていない人にとやかく言われると、不満を持つ気持ちも分かる。
しかし、今回に限っては、そういうことがあったとしても、一蹴するのではなく、
「これはなにかのチャンスかも?」
と思える覚悟が必要。
自分が、会社が変わる覚悟。
社長だけではなく社員も変わっていく覚悟。
もちろん意見を言う側も、そこにリスペクトが必要だし、適切な言い方をするというのは大前提。
恩送りの覚悟
またいずれ若手社員がやりたいことを見つけて旅立とうとしているときに、応援する覚悟が必要。
現代で会社側が若手が一つの会社にずっと勤め上げるという前提を持っておくことはリスクがある。
自分の会社の社員というだけではなく、地域の市民。大切な人材なのだという観点。
だからもしその社員が何かやりたいことを見つけたら、応援する。
そういう気概、覚悟が必要。
そうやって心の底から応援してもらえれば、その若手は次の若手を応援する。そんな恩送りのような発想が必要。
学生側の意識変化も大切だが、企業側の意識変化も大切
そうやって変化に対応していった企業だけが生き残る。
【地域と教育のミライ】
~一人ひとりが輝く地域社会へ 小田全宏氏 講演会~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?