ジャパニーズウィスキーを世界へ!前人未到の挑戦を始める仲間にインタビュー(CXO押山③/4)
こんにちは!
今回の記事は、TSUKURUグループ会社であり、ジャパニーズウイスキーを専門に取り扱う「TisTa」のCXO、押山茂樹さんにインタビューさせていただいた内容です。
押山さんインタビュー企画も3回目となりました。
本シリーズの他記事はこちら↓
今回は、社長である辻に、リーダーとして期待することを中心にお話しいただきました!
1.チームリーダーの役割
yuri) TisTaに参画するにあたって不安などはありましたか?
押山)辻さんのやり方に不安とか心配とか、そういうことはありません。常識ある方なので。
ただ、まだ若く、限られた年数の経験しかないので、こういう選択肢もあるよ、という提案はしていきます。最終的に決めるのは辻さんですので決断されたことに関しては応援したいと思います。
yuri) 辻さんにはどんな役割を期待していますか。
押山)新しいことをやっていくには、チームのメンバーを引っ張っていかないといけない。周りの人をうまく活用することで、ビジネスというのは実現できるものです。
辻さんにどういうリーダーになってほしいかを直接は言っていないけれど、必要な役割とそれを実行するためのスキルというのを自分で身につけていってもらえれば、と思いながら、私はアドバイスするようにしています。
yuri) 押山さんはこれまで、さまざまなチームのリーダーという立場をご経験されてこられました。チームをまとめるのは大変な仕事だと思いますが、どう対応されていましたか?
押山)花王の研究員だった30過ぎのとき、米国駐在となる少し前に、はじめてリーダーの役割を経験しました。
メンバーの大半が年上の人というチームでした。
研究所長の判断として、困難な状況にどう対応するかという試練を与えてくださったのだと思います。
年上の、自分より知識や経験ある人ばかりが周りにいるチームで、自分がいいと思ったことを軸にはおくものの、やはり周りの人の意見を聞かないと、現実的に仕事が回っていかない。
つまり、チームの成果を出すには、周りの人の意見をよく聞いて、その中で自分が最善の選択肢を選んでいかなければいかない。そんな試練でした。
こういう環境を始めに経験したこともあって、この経験がその後の考え方にも影響していると思います。
自分が、というよりは、周りの人の意見をよく聞いていくことですね。
yuri) 目上の人ばかりのチームリーダーですか…すごい、でもすごく成長できそうな環境ですね。
押山)そうですね、やはり、困難な状況を「もう嫌だ!」と思うんじゃなくて、困難な状況の中でも何とかして答えを見つけ出していく、ということが大事だと思います。
2.VUCA時代のリーダーの在り方
yuri) 押山さんご自身は、辻さんにどういうサポートをしていきたいですか。
押山)ビジネスの世界というのは、想定していないことが頻繁に起こります。そういったときにどうするかはリーダーの大事な判断で、
辻さんが「こうしないといけない」、と言う時に、他にも選択肢があるというのをきちんと提案していきたいですね。
いろんな人にアドバイスを求める中で、ご自分の視野を広げたうえで、現状の中の最適な判断をしていっていただきたい。
リーダーの姿として、昔は「ディシジョン」と言われ、 物事に対して白黒はっきりさせることが社長やリーダーの条件とされました。
しかし、最近は「ジャッジメント」が重要視されています。物事の両極端のところに答えがあるとは限らないということです。つまり社会の情勢がいっそう複雑になってきた、ということでしょうか。
少し前に、VUCAという発想がキーワードとして提示され始めました。VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)、という将来の予測が困難になっている状況を示す造語です。変化をうまく予測できないなかでも、リーダーは常に最善を見極めていく必要があります。
コロナ禍の今もまさにそうです、感染拡大の防止と、経済の再建とを両立しないといけない。その中でどのあたりに着地点を求めるか、盛んに議論されていますね。
両極端の間のどこに進んでいったら最適な結果が得られるのか、というのを見極める能力がリーダーには求められてきています。
複雑性の世界で、データがあふれかえり、信じるべきものがわかりにくい世の中だからこそ、見極める能力、ジャッジメントが必要になってくる。
コロナ禍の今、つくづく思っていますね。
yuri) たしかに、今はいかに変化にうまく対応していくかという時代ですよね。
押山)複雑な状況や環境の変化に対応する企業の事例として、数年前に、Amazon が食料品小売り業のWhole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)を買収していました。デジタルなAmazonが、スーパーマーケットというアナログの世界を買ったんですね。
これもデジタルとアナログのどのあたりにいったら最適か、というのを見極める手段だったのではないかと思います。
3.辻さんは50点
yuri) 現状振り返ってみると、辻さんの動きは100点満点中何点くらいでしょうか?
押山)50点かな。まだうまくやったという実績が少ないので、伸びしろがあるという意味で。辻さんの熱意の部分が50点。サクセスにつながって80点、1000年続く仕組みを生み出して100点満点、という感じかな。
4.まとめ
現代はVUCAの時代。
押山さんは、その中でも最善への選択の道が多くなるようなサポートをされてこられたのですね。
辻さんへの評価はまだまだ伸びしろがあるとのことでしたが、押山さんの強力なサポートを得て、今後のTisTaの成長力が楽しみです。
次の記事では、TisTaと押山さんのこれからについて伺っていきます。
次回はいよいよ最終回となります。どうぞお楽しみに!!
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この記事を書いた人は
yuri
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