「お塾戦争、勃発!?」の話
息子の通う塾から振替授業が月曜になったと連絡があった。
「月曜、塾の振替授業じゃから、忘れんようにな」
息子に口頭で伝える。
「その時教えて〜」
「んー……じゃ、カレンダーに書いといて。目立つ様、赤かオレンジで」
「はーい」
「んー……塾って……どう書くっけ?」
「ひらがなで良いけど」
息子はスマホで調べた後、カレンダーに向かった。
「ちょっと……これすごく上手じゃない?」
と、自画自賛したので
「おー」
私は声を発するだけ発した。
かっちゃんの買ってきたベーコンペッパーマカロニサラダを食べていたので、立ち上がるのがちょっとアレだったのだ。
すると。
「えー……かっちゃんも書く!」
かっちゃんもカレンダーに向かい
「ちょっと!これめっちゃ上手!」
とまたもや自画自賛。
これは立ち上がるしかなくなった。
例えベーコンペッパーマカロニサラダを食べる事を投げ出したとしても。
「どれどれ……」
なるほど……
息子が月曜に
「塾」
と書いた隣に。
「塾」
って書いてるな。
火曜日の欄に。
「や……なんで、火曜日の欄に書くんよ。まあいいや」
私はかっちゃんから赤ペンを奪い取ると
水曜日の欄に
「塾」
と書いた。
最早、カレンダーのスケジュール機能は放棄された。
「ほらー!あたしが一番上手!」
奇しくも先日ふと思い立って、筆ペンで練習した成果が出た。
しかし。
「えーっ!〇〇が一番旨いよ!」
「いやいや……どう見てもかっちゃんでしょ」
「え……嘘やろ。つくねのこの上手さが伝わらんなんて!」
頑として譲らない、はら家の人々。
今宵もスタエフやりまふ。
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