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「THE FIRST SLAM DUNKに辿り着いたぜ〜後編」の話

まずはコチラをどうぞ。


リョーちん推しの人には申し訳ないが
リョーちんは……


5番推し。

1位 桜木花道 流川楓
3位 ゴリ
4位 ミッチー
5位 リョーちん


であるからして。

(リョーちんが主人公か……)

スンッ……と


全然ならないっ!!


(はわわわ……リョーちんの過去?えっ、カワユッ!あー確かに、漫画の時、そんな目立つエピソードなかったもんなー……ミッチーは過去編かなり印象深いしゴリもそうじゃし……流川君は楓パープルで主人公してたしな……ふんふん。ええっ、お兄様っ!?イケメン!!はぅわっ!!えっ、いきなりお父上がぁぁーーっ……!!)


そしてある日のこと。 
幼きリョーちんはお兄様とバスケしてるんだ。

すると……
お兄様の御学友と釣りの約束してたとかで船に乗って行っちゃうんだよ。

リョーちん……

悲しいな。


「アホー」とか
「バカー」とか


小さくなる姿に泣きながらぶつけてしまう。


こっちとしては全力で思う訳だ。


(やっ……ヤメローー!それ以上は言うなてェーーー!アカン一言を放つと……


完全なるフラグが……
成立するやろがーーっ!!!) 


果たして。


(だから……言ったのに……)


物語は山王編と
リョーちんの過去を行き来する。
少しずつ過去を知るごとに


(なるほど……コレは……今回の主役になりますわな)

そして……
リョーちんを昨日のつくねより
10倍ほど大好きになってるので

(イヤもう、母ちゃんよ。悲しいよ、悲しいけどもじゃな……生きてる息子に「オレが生きててごめん」的な思いをさせたらアカンやろ)

と心の中でツッコみかけて

(イヤイヤイヤ……違うな、仕方ないんだ。人間だもの、だ。未熟なんだ、誰しもが)

思い直す。

そして、試合は後半。
前半終了時、2点差の所まで迫った湘北だけども開始早々山王のゾーンプレスで20点差に。

漫画でも相当に悲壮感たっぷりだったけど
映画の漂う絶望感は……


マジ絶望。
お先真っ暗。
真っ暗闇。

(これくらい暗い)


とはいえ。
こっからが一番面白いの……
知ってる訳じゃない、こっちは。

映画館にいる全員……
知ってる訳じゃない。

ワクワク……してくるな?

安西監督と花道が二人して動き出す訳だ。

いよいよかと。
見せてもらおうじゃねぇかと。
こっから止まらねぇ快進撃を……
この目に焼き付けさせてもらおうじゃねぇかと。

ここであの名台詞がくるんだ。


「ヤマオーはオレが倒す!by天才・桜木!!」


っギャーーっ!!


リョーちんにプレッシャーがかかり、観てるこっちにもプレッシャーがかかる……

緊張感に思わず手を握りしめる。
(会場の全員握りしめてたわ)


そこからの……

「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!!」

って、またここでさあ、すげぇカッコいい音楽かかるんよ。

(どーん!どうだ、すげぇカッコいいやろ?)

声が聞こえたけん(幻聴)。

で。
最後の描き方がバチクソ良かったんじゃけど。

山王が点を入れて

(終わった……)

ってほぼ全員思った時に、花道が走り出すあの瞬間。
音楽も声も消えて

「カチカチカチカチ……」

ってタイマー(時計?)の音だけ聞こえるんだ。

そして……あの台詞。

「左手はそえるだけ」

↑(ひだりてって打ったら予測変換で出てきたけどスゴいな)


(何もかんもにテンションが上がっている)

この台詞。

ここ……
声がないんよな。

けど、きっと全員聞こえたと思うんよ。
(これは幻聴と違うぜ?)

スゴくない?


ガチの山王戦を一緒に戦ったくらいの臨場感と緊張感と高揚感がある。

今もある。
余韻が消えんけど?


CGとかモーションキャプチャとか、私はほんと何も知らんけども。

こんなリアルに感じられるもんなんかと。
ボールがゴールに入るその瞬間の静けさまで。

この映画の何が素晴らしいって、何もかんも私には最高だったけど。

井上雄彦という人間が
SLAM DUNKの後にバカボンドやリアルを経て……

同じ湘北のメンバーの筈なのに

経験値激増した感……
深みと言うか……
器のデカさと言うか……

や……
魂が震えました。

もう一回、同じ映画観たいとか
思った事なかった。

すぐ観に行きたいけど。

年明けてからがいいかな。
年内いっぱいは落ち込む事とは
無縁そうじゃし……

年明けて記憶が薄れてくる頃がいいかな。

賛否は勿論あろうけど。
私はやっぱりSLAM DUNKは殿堂入りだった。









 



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