「つくねはその時、スネちゃまに!?」の話
昨夜。
家族でゆっくりしている時。
つくねはかっちゃんに話しかけていた。
「そうそう、聞いてよ!今日さ……」
「うんうん……」
と聞きながらも、かっちゃんはTVに映るデカい(リアル)ブタ君の映像に夢中……
「ブタ君が気になるんなら、後でいいや……」
つくねはスネちゃまになった。
かっちゃんはそれに……
全く気づかない!
「うん……この話だけ見させて〜」
「…………。じゃあ、走ってこよーっと!」
(わーん!かっちゃんのバカチンじじいっ!)
走り出した直後は軽めに心の中でかっちゃんを罵るも……
しばらく走っていると……
(ちぇっ!今日は森さんと仕事だったからジョイフルでお昼食べて、ヒカル君が本気で考案した唐揚げ定食、めちゃ美味しかったって話をしたかったのに……森さんも槙本さんもヒカル君が知らんかった話もしたかったのに……)
やはり、変わらず文句を言っていた。
(YouTuberのヒカル君。面白カッコいい。ハニーマスタードソースが美味しかった)
帰宅後。
つくねのささくれた心は、だいぶ回復したが
「さっきの話の続きじゃけど……」
とこちらから話しかけるまでには至らず、二階で漫画を読む事にした。
こうかはばつぐんだ!
(アィヤ〜!些細な事がどうでも良くなるな!)
つくねは笑顔と素直な心を取り戻した!
かっちゃんは、私が話しかけると、ドラマを見ていても止めてくれるし、スマホでゲームをしていても止めてくれる。
そんなかっちゃんを見て
(何て成長したんだ……ありがとう)
と思う。
結婚したばかりの頃にご飯を食べに行った時。
注文を済ませると、かっちゃんは漫画を読み始めた。
「はじめの一歩」を。
はじめの一歩は、つくねの漫画四天王じゃから……
そりゃあ、名作ですけども。
私、家に……持ってるしさ。
今ここで読む?
「あのさ……せっかくご飯食べに来てるんじゃから……漫画読まずにおしゃべりしようよ……」
と言うと
「あぁ……うん。どうぞ」
えっ。
ど、ど、ど、ど、どうぞ?
君……私が嫌いか?
素でそう質問しそうになった……
その後の事は私の記憶にもない。
あれから10年。
かっちゃんがそのやり取りを覚えている訳もなく、私がたまに思い出して話しては
「それ、本当にオレぇ?ヒドいよなあ!」
と言えるくらいになった。
私はスネた時に、気分転換するのが少し上手になり、自分の機嫌は割と自分で取れるようになった(つもりだ)し
かっちゃんは一緒にご飯行った時はおしゃべりしようよ、という感覚を持てるようになった。
少し前に、noteを書いていると
息子が数分おきに
「お母さん、見て!」
「お母さん、見て!」
と言うので、
少し集中したいな、と思いながら
「……うん。……ずっと見てるよ」
と言うと
「お母さん。子供って……お母さんやお父さんにちょっとした事でも見てて欲しいものなんよ」
と言われ
Σ(`艸´;)ハッ!!
とした。
「……スンマセン」
立場が変わるとこんなもんだろう。
かっちゃんのエピソードはまだまだ色々あるが、私の記憶にしかないので、覚えているうちに少しずつ書いていきたい。
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