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50年ぶりの優勝を飾った奇跡の大逆転

こんにちは!

よくスポーツ漫画とかで”仲間を信じ続けたら奇跡は起きる”的な感動シーンが描写されることは想像に難くないと思いますが、

「そんな漫画みたいなことって実際に起きるの…?」「漫画だからできるんじゃないの…?」と僕は子供ながら若干疑っていました。

ですが、意外と本当に起きるんですよね…

この記事を拾って下さった方の中にも、
その奇跡を目の当たりにしたことがあると思いますが、

僕はその中でも、特にアメフトとバスケが個人的に根強く印象に残っていて、今でもたまに思い出して背中を押してくれます。

誰かの支えになったり、忘れた頃に思い出せるように僕が個人的に大好きな2つの奇跡を事例に、記事としてシェアしてみたいと思います。
(まずはアメフトから)

49ers vs. Chiefs | Super Bowl LIV Game Highlights


直接の埋め込みができなかったので、こちらのリンクからハイライトをご覧頂くと、よりイメージしやすいです!

(※目次に該当シーンの箇所を記載してあるので合わせてご参照ください)


なぜアメフト?


幼少の頃から夜更かしっ子だったので、深夜にBSでやっていたアメリカのスポーツ中継を寝る前に観ていたのをよく憶えています。

その中でも、当時よく観ていたのがアメリカンフットボール(NFL)とバスケットボール(NBA)でした。

”アイシールド21”や”SLAM DUNK”、”あひるの空”から強く影響を受けていたので、他のスポーツよりも強い関心を持っていたんだと思います。

アメフトに関して特に決定的だったのが、
オードリーのNFL倶楽部という番組に
”若林の熱視線”というコーナーを偶然目にしたことがきっかけでした。

このコーナーは、若林がアメフトのオタク的知識を、素人にもわかりやすく、お笑いを交えて面白く解説してくれます。

「ただ脳筋みたいにドつき合っているんじゃないのか!」とアメフトの戦術の深さのギャップを知るだけではなく、

お笑いの立ち回りとしての情報もあり、完全にドツボにハマってしまいました。

本も買ってしまうほど影響を受けやすい

スコアは五分五分だが嚙み合わない前半


ご存知ではない方の為にも、アメフトは

オフェンスにはまず4回の攻撃権が与えられ、その4回のうちに10ヤード以上進むと、新たに4回の攻撃権が与えられる。

オフェンスはそれを繰り返しながら相手エンドゾーンを目指し、TD(タッチダウン:6点)やFG(フィールドゴール:3点)を狙う。

逆に、4回のうちにボールを10ヤード以上進めなければ、その時点で相手チームに攻撃権が移ってしまう。

https://nfljapan.com/guide/rule

というルールで1クォーターが15分間、4クォーター行って最終的に得点が多い方が勝ち、というスポーツです。

当時リアルタイムで観ていたので、よく覚えているんですが、

(赤の)Chiefsはとても攻撃的なチームなんですが、前半から細かいミスが目立ち、ハーフでのスコアは10-10と拮抗していますが、

イマイチ嚙み合っていない雰囲気が画面越しでも伝わってきました。

もちろん(白の)49ersの守りが凄すぎて上手く攻められていなかった、というのも要因としてあるとは思いますが、

それ以上に、エンジンに上手く火が付かないような状態がずっと続いていて、その嚙み合わなさ故の不信感をぬぐえぬまま、後半を迎えます。

【7:07】パスを相手に奪われる①


すると後半、(白の)49ersが波に乗り出すのと示し合わせたかのように(赤の)Chiefsで印象的なパスミスが発生します。

一見するとただのパスミスのように見えるのですが、パスを投げる人(#15 マホームズ)はこの”短い距離のパスを得意”としていて、

着実に攻める時によく行っていたプレーだったんです。

加えて、この状況でパスを取ろうとした人(#10 ヒル)は投げる人にとっても、堅実に取ってくれる信頼関係が強い選手の1人なので、”その信頼という線がたわみ始めた”瞬間でした。

【9:09】パスを相手に奪われる②


一度たわみ始めた信頼関係の修復には時間がかかるように、パスミスがまたしても発生してしまいます。

しかもただのパスミスではなく、相手に取られてしまったので

その時点で相手に攻撃権が移ってしまう”やってはいけないレベルの重い”パスミスでした。

(#10 ヒルへの)短い距離のパスは、揺るがない武器の1つだったんですが、

何度かミスが続いたことで、チームの攻める選択肢から徐々に外されていきます。

僕も球技をやっていたので、何となく感じるのですが、

上手くいかないプレーが続いてしまうと”パスをもらえなく”なります。

周囲もそれに応えるように”アイツにパスを回さないように”(リスクを避けて)攻めるようになるんです。

【9:42】パスが成立したとはみなされず


不協和音が流れ続ける中、非常に広いスペースが空いている(#10 ヒルの)ところにやっとチャンスと思えるパスが投げ込まれ、見事にキャッチしてやっと波に乗れる…

と思いきや、このパスは”ちゃんとキャッチされていない”と判断され、ダメ押しのパスミス判定をされてしまいます。

この時点で10-20と点差が開き始めていたので、不協和音がスコアに表れてしまっていることは、誰が見ても明白なものでした。

完全に素人の僕ですら、この2人の線(#15 マホームズ→#10 ヒルのパス)はもうさすがにないだろうな…と思い始めます。

【10:00】1本のパスで完全に流れが変わった


しかし、それでも尚、この2人の間には絶対的な信頼関係が根底にあったのか、

前述のダメ押しのパスミス判定の直後(!)に55ヤードくらいの超ロングパスが投げられ、(#10 ヒルが)見事にキャッチしたことで、

それまでの不信感を一気に払拭するどころか、以前よりも更に強固な信頼関係が構築されたように、試合が見事にひっくり返ります。

俺はやっぱりお前を信じていた」と。

よくスポーツでは勢いや雰囲気が変わることを”流れ”という表現をしますが、

そのプレーの前後の文脈を知っていると、”流れ”が変わる鳥肌の立ち方が尋常じゃないものになりますね。

本当に流れが劇的に変わった瞬間でした。

そして50年ぶりの優勝


そこから怒涛の攻撃で(赤の)Chiefsの流れのまま試合は終了し、見事逆転優勝を飾る結果で幕切れとなりました。

より詳しくはこちらをご参照頂ければと思いますが、

僕の中でも数少ない、見事に試合がひっくり返った印象的なゲームで、

あれほど”仲間を信じることとはどういうことを示すのか”を感じた瞬間はそうそう出会えるものでもない。そんな瞬間に立ちえた僕はラッキーボーイなんだと思います。

この記事をここまで読んで頂けた方の中にも「こんな奇跡的瞬間を目の当たりにしたことある!」と、

”しゃべくりのTSUTAYA007”(わからない人スミマセン!)みたいに、みんなでプレゼンしてドヤり合えたらめちゃめちゃ楽しそうですね。

以上、長々と書き綴ってしまいましたが、
この記事もまた僕にとって貴重な経験となりました。

人生、山あり谷あり。
山頂と谷底でお会いしましょう。
(次回はバスケ編です!)それでは!

※一応ご興味ある方の為にフルゲームのリンクも載せておきます。

お時間のある時にぜひご覧ください。
ずっと噛み合わないもどかしさ”と”試合がひっくり返る瞬間”を感じられます。

Super Bowl 54 FULL Game: Kansas City Chiefs vs. San Francisco 49ers



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