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お金の心配は知識と人とのつながりで取り除きましょう【寄り添い疲れから身を守る方法】

※有料記事になっていますが、最後まで読めます。

家族が病気になったとき。心配や不安のひとつに、お金が挙げられると思います。

私は出産を機に退職します。娘も生まれ、2歳まではゆっくり子育てしたいなと思いながら。夫も再発なくもうすぐ5年が経過というころ。定期受診を終えた夫から「再発の疑いがあると言われた」と告げられます。

再発ということは、万が一のことも考えなくてはなりません。当時娘は0歳。私は仕事を手放してしまった。住む家はどうしよう、車も手放さなきゃ、早く仕事を始めなくては…そんなことをぐるぐると考え、立ち上がれなくなってしまい、メンタルクリニックに通院していました。

結局のところ、精密検査の結果「異常なし」の所見で事なきを得ましたが、そのころには、いつ何が起きてもいいように、働き続けようと決意。娘は当時8か月でしたが、ほぼフルタイムで社会復帰しました。

家族に万が一のことがあったら。考えたくはありませんが、考えておく必要があると思っています。考えていないと、私のようにメンタルダウンしてしまいますし、周りが見えなくなって、とにかくお金を稼ぐことにフォーカスしてしまいます。

当時の私は、お金の知識というものが一切ありませんでした。あとになって、お金の勉強をするようになり、「そんなに根詰めることでもなかったんだ」と肩透かしを食らいました。

こちらの本が参考になりました。

同時期に読んだ、家計簿&家計管理アドバイザーあきさんのブログも大変役に立ちました。

働けなくなった時には傷病手当や高額医療制度や障害基礎年金や障害厚生年金、働けなくなったのちに万が一のことになれば遺族年金と、公的保障が様々用意されていますので、子供が大きくなるまでは両親からの援助と公的保障と今ある貯蓄である程度の金額を賄う予定です。

なお、両親に万が一のことがあり両親からの援助が受けられなくなった場合でも、相続などの可能性があります。

あきさんのブログより引用

この記事を読んで、ほっとしたのを覚えています。夫に何かあったら、自分が大黒柱にならなければという大きな重圧を抱えていましたが、全てを自分が抱え込まなくていいのだと知ることで、随分と楽に呼吸ができるようになりました。

子どもが小さいうちは、両親の援助をお願いし、一緒に暮らしてもいい。同居すれば、車の台数も減らせる。看護師寮に入ってもいい。子どもを母に見てもらって、食事を用意してもらえれば、私が働きに出ることもできる。いくらでも方法はあるのです。

知識を得たことによって、ワンオペワーキングマザーを手放した今があります。不安がなくなったわけではありません。病気の有無にかかわらず、子どもが大きくなっていくにつれ、お金は必要になっていきます。けれども、まだ手のかかる今、がむしゃらになる必要はないのかなとも思うのです。

老後の資金についても同様のことが言えます。もちろん備えておく必要はあります。けれども、多ければ多いほど安心とは違うでしょうし、より多く稼ぐということは、ほとんどの場合忙しさに比例します。忙しさに翻弄されて今をないがしろにするのは、少し違うと思っています。

それよりも大切なことは、まずは自分が健康でいることです。健康であれば、どうにかこうにかお金を稼ぐことができますし、冷静な判断とともに、誰かに頼ることも可能です。

そして、人と繋がり続けること。孤独になってはいけません。万が一を考えながら生活するという意味でもなく、恩恵を受けるために親切にするという意味でもありません。でも、最後は人なのです。助けてくれるのは、人です。

本田健さんの著書『happy money』におもしろいことが書かれてありました。無一文になっても友人の家に一週間泊まらせてもらって、その間家事や育児を代行する。一週間過ぎたら他の友人の家にいく。50人の友人がいれば、50週頼ることができる。それは1年間を意味し、その間に仕事を見つければいいのだと。 

病気をすれば、お金の心配はつきません。そのためにも、学ぶことは欠かせません。私は、知識は自分を守ってくれるという言葉の意味を噛みしめています。セミナーに行ったことに満足してしまうよりも、書籍を一冊購入して、自分の場合は何が必要なのかを考えるやり方を、私はおすすめします。

正直なところ、人と関わることがしんどいと感じます。でも、お互いに何かあったら助け合える関係ではいたいのです。適度に距離は保ちながら、でも切ってしまわぬよう。ご近所さんとも挨拶を交わし、時にはおすそ分けをしたり。子育てのサークルも月額制ですが、それを払ってでも、繋がるメリットがあるのです。

そして、もし私のように専業主婦の方がいましたら。いつでも働ける準備をしておきましょう。私は2年ほど専業主婦をしています。それをブランクとは感じていません。仕事は、コミュニケーション力があればなんとかなると思うからです。「これがこういう理由でわからないから教えて欲しい」それさえ言えれば、丁寧に教えてもらえます。そうでなければ、仕事を変えたっていいのです。

そのためには、伝える力を身に着けること。いざというとき、きっとあなたを守ってくれる武器となります。

お読みいただき、ありがとうございました。面白かった、役に立ちそうと思いましたら「スキ」か300円をいただけるとうれしいです。「スキ」は次回執筆の励みに、300円は書籍代に当てたいと思います。

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