わずかなものだけを大切にするために『やらないことリストのつくり方 見るだけノート』石川和男著/読書感想
心に余裕がなくなりそうなとき、手放せるものを手放していきました。そこに迷いも後悔もありません。ただ、やらないことに判断基準はあるのだろう思ったのが、著書を手に取ったきっかけです。
結論は「目標を阻害しているもの」
思いのほかシンプル!私はとにかく心穏やかに生きることが目標です。
それを阻害しているのが、娘の「腹ペコった~」攻撃。周りからは驚かれますが、娘の夕飯は16時です。私も16時までに作り終えればいいのですが、ついつい後回ししてしまって…。15時から作ればいいや~と悠長に構えると「ママ遊ぼう」と言われ、遊んでいると時は流れ「ご飯まだ?」(涙)焦る焦る。余裕なんぞなくなります。
「夕飯づくりを先延ばししない」というのが私のやらないことリスト。そして、それを肯定形に変えるというのが面白い考えでした。「娘が帰宅前に15分でいいから、下準備をしておこう」よし、これで私の生活の質も向上。肯定形にすると、気負いなく本来の目標に従える気がしてきます。
また、やりたいこととやりたくないことは、相関関係にあるということ。どちらもわーっと書き出し並列させてみると、それは浮き彫りに。眺めていると、自分の傾向がわかります。ああ、私はこういうことがやりたくて、こういうのはしんどいんだなと。
やらないことリストを作るということは、自分探しであると同時に、これ以上探さずに、目標に向かって突き進んでいく手掛かりになるのかもしれないなと感じました。
そして「心穏やかに生きたい」という理想の自分を手に入れるために。本書を参考に、自慢と承認欲求をやらないことリストに入れることとしました。感謝の気持ちを持って、自分の信念に向かってただただ行動するのみですね。
やりたいことで溢れるのも、もちろん素晴らしい人生です。でも、自分にも周りにも優しくできるのは、やらないことを決めて余白を持つことだと思っています。わずかなものだけを大切にして、目標に突き進んでいこうと、背中を押された一冊になりました。
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