寝てる間に終わった胃カメラの話。
先日、胃カメラ検査をした時の話。
胃カメラは怖い、辛い、苦しいという昔に聞いたどこぞの受け売りが、令和の今も自分には染み付いていて、人間ドックではバリウム一択でやらせて貰っている。
自分の頑張り次第でなんとかなるバリウム。
結果的に頑張り次第でなんとかはなっていなくて、つい噯気をしてしまい追加でいつも飲む羽目になるのだけど、胃カメラの恐怖に比べたら容易い。
今年も例外なく。
ただ今年は胃にポリープが見つかり、慢性胃炎でもあるとのことで、医師に胃カメラを勧められるというイレギュラー。
去年はポリープなんて無かったし、慢性胃炎でもなかったけど、1年で色々変わりえるということをこんなところでも実感する自分である。
バリウムの検査結果の画像で、これがポリープ、小さいから気にするものではないけどね、と説明されるもやはり一度胃カメラをやっても良いかもな、なんて恐怖に慄いていた自分はどこえやら。
なぜなら、ちょうど友人も胃カメラ検査をやっていて、気付いたら終了していたということを聞いていたこともあり、それなら私も出来るかもなと恐怖が和らいでいたからだ。
本当は友人と同じ病院とも思っていたのだけど、スケジュール的に他の病院になりそうだなと、色々調べ、なかなか良さそうな病院を予約する。
調べれば調べるほどに医療の進歩って凄いよなぁと、ど素人ながらに思う。
あの恐怖心はなんだったのか。
無知こそ怖いものではないか。
検査当日。
問診票内で、
①寝てる間に終わらせたい
②麻酔は少量で抑えたい
みたいな質問があり、迷わず「寝てる間に」を選択する。
スマートな看護師さんの作業に、あれよあれよという間に胃カメラの態勢になる。
口にマウスピー、、、スをくわえ、、、て、、
……目を開けた瞬間、くわえたはずのマウスピースが無いことに気付く。
あれ?これからなの?終わったの?を頭の中で考える。
これは目覚めなのか?
寝た記憶もないから、瞬きくらいの体感だ。
時間よろしいころに看護師さんが来て、次の処置にうつる。
……どうやら胃カメラは終わったらしい。
その後は休憩室に通され、医師からの検査結果待ちの間にどうぞと、お茶とクッキーが出される。
ほどなくして診察室に通され、説明を受けるが、胃カメラをやった記憶がない私は、不思議な感覚にとらわれる。
先生から、やはりポリープありましたよ、と言う言葉に、つい、良かったです(ポリープあるならそれは私の胃です)とすごく笑顔でリアクションを間違う。
良くはないだろうに…笑
胃びらんもあってもろもろ生検に出すから後日結果を聞きに来て下さいとのことで、一連が終了。
あっという間に終わったんだけど、しっかり時間は経過している不思議。
「寝てる間に終わらせたい」を選択したのは自分なんだけど。
今時の綺麗な病院で器具も目にすることなく、スマートな流れ。
質の良い眠りとクッキーを食べに行った、もはやそれをしに行ったのでは、とさえ思う。
すごいな。
こんなに快適なら、来年の人間ドックは胃カメラを選択しよう。
今年はちょいちょい身体に不調が出る。
しっかりメンテナンスをして、人生を共にする体をちゃんと整えたいな、と心底思っている。
体が資本。
よく言うけど本当にそう。
病院も検査も怖い。
怖いけど、理由が分かったり、対処法が分かったりするのも確かで。
何も問題なかった、であればそれはまた嬉しいことで不安も消える。
自分の身体を知ることもまた、よりよい人生を歩んで行く為には大切なことだと思い知らされる。
メンタルもフィジカルもどちらも大切な自分。
体が資本。
どうか皆様、ご自愛下さい。
寒暖差も激しく、身体もきっと堪えてるはず。
どうか、ご自愛下さいね。