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もしも今学生だったら、私はどんなアルバイトをするのだろう

接客業のバイトばかりしていた学生時代を振り返って

2024年の年末に、こういうポストをした。

ひろゆきの「終電過ぎて友達と始発までファミレスで話し続けた経験は大事だと思うんだけどな」という発言に「たしかに」と思って投稿したのだ。

ひろゆきがこの発言をするに至ったのは
「日本ってやっぱりいいなと思うところはあるか?」
という質問に対して
「夜中でも店が開いているところだが、コロナ禍でだいぶ変わってしまい、終電を過ぎても開いている店がなくなってしまった」
と返答したところからだった。

ファミレスの深夜営業がほぼなくなってしまったことについては、私も以前noteに書いている。

2025年現在は深夜営業をしても採算が取れそうなぐらい賑わっている繁華街もあると思うけど、深夜営業を再開した話はめったに聞かない。歌舞伎町のガストと新宿カレイドビルのジョナサンが朝5時までやっているけれど、そのぐらいしか知らないな。私がかつて深夜帯の常連だったデニーズ世田谷公園店も、現在の閉店時刻は23時30分だ。

以前公開したデニーズの記事にも書いたけど、お客さんが入る立地の店であっても、今は深夜帯に働いてくれるアルバイトが集まらないのだと思う。
私の学生時代(就職氷河期後半)は、平日昼間に学校に通う学生ができるアルバイトと言えば、飲食店をはじめとした接客業、コンビニ店員、塾講師や家庭教師ぐらいだった。平日夕方以降と土日に働いてまとまったお金を稼ぐなら、飲食店かコンビニが手っ取り早い。

文章を書くことが好きだったから「ライターのような仕事ができないだろうか」と思って調べてはみたけれど、当時はWebメディアなどなく、ライターを募集しているのは紙媒体のみ。未経験かつ平日昼間に取材対応のできない大学生が「文章書くのは得意です」なんて言ったところでまったくお呼びではなかった。だから結局私も、接客業のバイトばかりしていた。

しかし今は、平日昼間に学校に通う大学生でも、ライターのような仕事ができるのだ。
Webメディアなどに記事を書くいわゆる「Webライター」は、未経験から始める人も多いと聞くが、もちろん大学生だって可能だろう。恋愛メディアや若年層向けメディアの記事を書くなら、読者と年齢の近い大学生のほうが有利かもしれない。

うらやましいことだなと思う。

金銭的にはWebライターよりも飲食店で働いたほうが稼げるかもしれない。しかし、今後も続けていきたいジャンルの仕事なら、最初は安くても経験を積んで単価をあげようというモチベーションを持てるだろう。
以前「経験になるから」と言って無報酬や極端な低報酬でライター仕事の依頼が来ることがあるという話を書いたが、今はさすがに受けないけれど、大学生の頃だったらやってみようと思ったかもしれない。

執筆業以外でも、絵が描けたりデザインができたり、Webサイトを作れたり動画編集ができたり。ココナラやクラウドワークスで売れる特技があれば、空いた時間に作業することで収入を得ることができる。うまくいくかは別として、noteで有料コンテンツを販売したり、Kindle書籍を作って販売したり、YouTubeで収益化を目指すこともできるだろう。
ただでさえ少子化で学生が少なくなっているのに、フレキシブルにお金を稼げる時代になったのだから、深夜の飲食店バイトに応募する人が少ないのは当然のことだ。

働く側としてはいい時代になったなあと思う。私も、今大学生だったらおそらく、接客業のバイトはしていないだろう。
とは言え、学生時代のアルバイトも含めて過去の経験が今の私を作っていることは紛れもない事実だ。

さまざまな接客業のアルバイトをしたことは、私の人生にどんな意味があったのか。
そう考えて、過去のアルバイト経験を振り返ってみることにした。

私のアルバイト遍歴(当時の時給情報と共に)

大学入学と同時に上京した私が、新卒で就職するまでに経験したアルバイトは以下のようなものである。

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