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向いているようで、向いてない〜誰かの世話をしている敏感な仲間たちへ#2

気がついたら、人生の多くの時間を、誰かの世話をして過ごしていました。

小さい頃の弟の面倒から始まり、高校時代はサッカー部のマネージャー、フルタイムで働いていた母の代わりに、晩年の祖母も見守りました。その後息子を育て、子供と関わる仕事をし、今は認知症の母の介護をしています。

こう並べると、まるでものすごく世話好きみたいですが、息子を産むこと以外は、はっきり決意したわけではなく、なんとなく成り行きでそうなっただけ。ただ、周りの状況からそうせざるをえなかったり、そうしたほうがみんな助かるよね、みたいなHSP特有の気配りがあったことは、否定できません。
実際、私のように自分が望む、望まないにかかわらず、どういうわけか人の世話をしていた、というHSPの方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

そして、それは、私たちHSPの人が持っている、いくつかの気質(些細な変化に気づいたり、人の気持ちを察するなど)が、人のお世話をするにあたり、とても役に立つために、任せやすいというところもあるかもしれません。

でも、いろんなところにアンテナを張って、相手の様子にも敏感なHSPだからこそ、些細なことが見逃せなくて、逆に相手にうっとおしがられてしまうことってありませんか。
また、もう無理!と思っていても、いやいやちゅんとやらなきゃダメだよ!と、自分で自分を追い込んでいってしまう方も多そうです。
マジメで責任感が強いところが、ついついアダになって、結果的に事態をより悪くしてしまうことすらあるんですよね。

ちなみに私の場合は、今だに、ほぼ毎日、そんなことを繰り返しています(笑)
というのも、ウチの母は、物事を深く考えない、超大雑把なタイプでして、、、私とはやり方も考え方も感じ方も、すべてが真逆!
その2人が、世話をしたりされたり、かなり濃密な時間を過ごしているのですから、それはもう、もめないはずがありませんよね。

お世話をすることに、基本すごく向いてはいるけれど、ある意味あんまり向いてない……。
それが私たちHSPではないでしょうか。
できることなら、役に立つ気質は存分に活かした上で、自分も相手も無理せずにいられる、心地よい落とし所を、うまく見つけたいものですね。
次回からは、そのための具体的なアイデアを、一つ一つ考えていきたいと思います。

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第二弾を投稿するまでに、またまたたくさんの時間が過ぎてしまいました。日々いろんなことを感じてはいても、つい目の前のことに流されてしまい、なかなか記事に仕上げるエネルギーが湧いてこなくて(泣)
それでもやっぱり、心の中にだけ溜めていくのはなかなかにしんどくて、誰かと分かち合いたいという、気持ちが消えることはありませんでした。

皆さんも、そんなふうに思うことはありませんか。もしあるようでしたら、ぜひコメント欄に書いていただいて、今同じように感じている方々と分かち合いましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🍀


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