読書記録:運転者 喜多川泰
どうも、月白です。
「しんどい心にさようなら」を読む前に,、読んでいた小説とはこの小説でした。
中断しちゃったんです、読むのを。
早い話が私には合わない本だったという事です。
思っている感じとちょっと違ったというか・・・
スタートからなかなかヘビーな感じで、主人公の苛立ちとかは凄く理解できるし、あの状況なら誰でもあんな感じになるのでは・・・と思ったり。
「分かるよ、その苛立ち」と思ったんですけどね。
共感できる部分がなかったワケではないんです。(主人公に対しては)
でもタクシーの運転手の説教臭さが、どうしても受け付けなくて、どうしてここまで説教臭い感じにしてしまったのだろう???
イラっとさえするというか。
「そこ笑う所じゃなくない?」とか思ったりして、ちょいちょいイラっとする。
でも、この物語に出てくる路上ミュージシャン(ギタリスト)の話とか、蕎麦屋の話とかお母さんとの話とかは、いい話だなと思ったりもしたんですけどね。
蕎麦屋での話とかは、ちょっとグッとくるものがあったりして、いいお話なんだけど。
こういう本を読みたかったわけでは、ないんだけどってちょっとモヤってしまった本でした。
自己啓発本ってレビューしている人いて、納得。
お話が読みたかっただけなんだけどな。
全然刺さらないんですよね、運転手のいう事が私にはね。
常にどんな時も前向きにプラス思考で、ポイント制とか本当に刺さらない。
マイナス思考がそんなに悪い事ではないと、思っている私には刺さらないのさ・・・(´・ω・`)
マイナス思考、不機嫌今すぐこの瞬間からやめて!みたいな。
無理じゃん、そんなの。
なんていうかこんなに嫌な気分になる本は初めて読んだ。
これをバイブルにしますっていう人は、きっと心が澄みきっているのでしょう。
報われない努力なんてないって書いてあるけど、普通にあるでしょ?
綺麗事がすぎて響かない。
私にとってこの本はそんな感じ。
妻が怒らなかった理由は、そんな理由なのかと興ざめ。
妙に現実臭さとかありつつ、運転手は説教臭さも強すぎるのに、ファンタジー・・・。
ファンタジー好きですけどね。
これじゃない感が凄い。
開いたら全部読むがモットーなんですが、読むのキツすぎて、間に「しんどい心にさようなら」って本に慰めてもらった。
今はファンタジー読んでます。
面白いんだけど、読む時間がとれなくてまだまだ読み終わりそうもない(;'∀')
では、また。
更新日:2022/1/26