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【小説】Dear my Amnesia

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一人の臆病な悪魔が天使に淘汰され、人間界のある教会へと逃げ込んだ。 そこに住むのは最強と名高い祓魔の神父と、健忘症の心優しいシスター。 己の正体が明かされないよう庇い続けるシスタ…
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#シスター

【Dear my Amnesia】第十一話

第十一話 記憶の行先  教会の前まで戻った頃には、ヴィギルは既にシスターの姿に戻っていた…

不尽子
4週間前

【Dear my Amnesia】第十話

第十話 慈母  フラッセオと別れた後、ヴィギルはオフィーリアに頼まれていたものを買ってい…

不尽子
1年前

【Dear my Amnesia】第九話

第九話 望まれなかった再会  次にヴィギルが目を覚ましたのは、自室のベッドの上だった。 …

不尽子
1年前
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【Dear my Amnesia】登場人物紹介 2

不尽子
1年前

【Dear my Amnesia】第八話

第八話 魔王の嫡男  悪魔フラッセオは、今日も人間の女が家に訪れるのを待っていた。 天使…

不尽子
1年前
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【Dear my Amnesia】第七話

第七話 シスターの備忘録  悪魔ヴィギルは頭を悩ませていた。 昨夜初めてトームと顔を合わ…

不尽子
1年前

【Dear my Amnesia】第六話

 第六話 祓魔の神父  街のとある民家では、まだ日が昇ったばかりだと言うのに何度も窓から光が漏れ出ていた。 家主の息子が匿っていたらしい女の中級悪魔を、いつも通りに祓っていた。 普段ならものの数分で片が付くところだが、淫魔型であるらしいその悪魔にすっかり魅入られてしまった息子から妨害を受け些か手間取っていた。 「頼む、殺さないでくれ! 彼女はただ、安心して暮らせる場所が欲しかっただけなんだ!」  悪魔は既に弱っており、あとは止めを刺すのみ。だがすんでのところで男がトーム

【Dear my Amnesia】第五話

第五話 魔王の子  天使長の訪問により時間が押された兄妹は、すぐに朝食を済ませた。 礼拝…

不尽子
1年前

【Dear my Amnesia】 登場人物紹介 1

不尽子
1年前

【Dear my Amnesia】第四話

第四話 天使の長  朝日が差し込んで目が覚めたヴィギルは、すっかり傷が癒えている事に気付…

不尽子
1年前
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【Dear my Amnesia】第三話

第三話 狡猾な吸血鬼  トームは食事の準備を済ませると、食べずに妹を待っていた。 怪我人…

不尽子
1年前

【Dear my Amnesia】第二話

第二話 傷だらけの悪魔  ステンドグラスを突き破った雷と共に落ちて来たものの正体に気付い…

不尽子
1年前
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【Dear my Amnesia】第一話

第一話 健忘症のシスター  天使と悪魔が争っていた時代。 戦況は天使側の有利。否、天使側…

不尽子
1年前