文学フリマ東京38。いぬいさんの来訪と、気づき。
会場の人もまばらになって、周りに撤収の雰囲気がちらほら広がり始めた頃、ブースに颯爽とnoterのいぬいさんが現れまして。
「刺さりました」
だったか、
「気になりました」
だったか定かではないものの、ありがたいお言葉を残して、本2冊を買って下さいました。
それで何が興味をひいたのかな、と思っていたら、作品を記事に取り上げてくださってまして。
ありがたいな、と思いつつ、書くのをやめた理由が思いの外、重いように受け取られているのに気づきました。
説明するの難しいんで、昨日もウンウンうなりながらコメント書いたんですけど、朝からまた考えてたんですけど、近しい説明は、これかなと。
楽しくなくなったのに趣味は続けませんよね?
まあ、そんな感じの軽い理由です。
百作くらいは書いてたので、書きたいものももう書きましたし。
それで気づいたんですけど、本を買って下さった方のうち、意味深な視線を向けて下さる方が数名いらっしゃったんですけど、
どうしてやめたんですか?
と聞きたかったのかな、と。
ごめんなさい。大層な理由はないんです。
筆を折ったことに後悔かあるかと言われれば、全く無くて。
趣味やめただけですからね。
最後に「遠天」(夏の記憶に収録)を本の形にできたのも、理由かもしれません。
たぶん、小説書いてる中で一番書きたかった作品はあれなんだろうな、というのも、今更の気付きですが。
お手元にお持ちの方は、是非読んでください。