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詩|声の主
心の庭にハラハラと散って
儚く一瞬で消えてしまうような
雪の結晶みたいな詩を書きたい
そんなふうに思っていたから
傷口にしみてしまうような
全身にどくどく流れこむような
そんな血液みたいな詩なんて
二度と書きたくはなかった
そんなのは君のエゴだよ
あなたはそう言った
血液で僕らは生かされているのに
その血を否定してどうするんだ
君の言葉達が可哀想でならないよ
なにをそんなに恐れているんだ
傷口を引き裂いてでも 僕は
生々しい血が流れるような
魂の詩を届けるべきだと思う
そんな度胸はないかい?
人を傷つけるのが怖いのかい?
まずそこを越えていかなければ
君は 君という本当の詩人には
到底なれっこないのさ
声の主 / 月乃
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バンズなんであんなにふあふあなのぉ〜♡