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ツキノポエトリー

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いつも孤独を抱きしめながら、放課後のほとんどを書店で過ごしていた中学時代。銀色夏生さんの詩集に心がふるえて、詩を書き始めた。 今も孤独を愛し、書くことで心を満たす。 ツキノポエ…
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#恋

詩|泡のような淡い恋

会えないまま また季節をひとつ 越えようとしている 水色と桃色が混ざり合う空の下 涙がぽろ…

月乃
1か月前
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詩|曖昧さ

ふたりという曖昧さ 境界線という曖昧さ それが重要なことだった 答えのないものが好きで 説…

月乃
2か月前
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わかりにくい恋

まだ恋というものを知らなかった頃 わかりやすい恋 という詩集を読んで 恋について考えたりし…

月乃
3か月前
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好きの周波数

そうやっていつも 言葉を使わずに 眼差しだけで わたしを抱きしめる あなたはずるい その度に…

月乃
3か月前
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わすれもの

わたしがあなたを思うとき 体じゅうの細胞たちが 好きよ 好きよ と飛び跳ねる あの日 あなた…

月乃
3か月前
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満月のコーラフロート

空と海の境界線が夜に溶けて 世界がひとつになる 黒い海にうかぶ満月が バニラアイスみたいだ…

月乃
3か月前
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甘い雲

白い雲がわたあめみたいに 可愛くてふわふわで繊細で あの日うっかり恋に落ちてしまった 甘くて優しい声の人に会いたくなる そんな日。