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【雲の中の富士山を登った時の話・2日目⑧】頂上の自動販売機はいくら?
こんにちは! 雲の中の富士山を登った月見里です!
今までの記事は、こちらのマガジンにまとめてありますので、ぜひご覧ください!
前回、死にそうな目にあった後、頂上の山小屋で休憩しながら豚汁とお弁当を食べたところからです!
ごちそうさまでした!
後は下るだけ、といえど、逆に言えば昨日登ってきた道と同じ距離を下るわけなので、結構大変なことは目に見えていました。そのうえ、昨日の登山の疲れもプラスされています。
それに向けて腹ごしらえということで、豚汁と弁当を平らげました!
とても美味しかったです! 具体的な内容は前回の記事をご覧ください!
さて、平らげて落ち着いていると、別の登山グループの学生集団と山小屋のスタッフの話す声が聞こえました。
「せっかく頂上だし、晴れてほしかったな。ここでしばらく待ってたら晴れたりしませんかね?」
学生のうち一人がそう言いました。私も内心同感でした。
しかし、スタッフは苦笑いして首を横に振りました。
「君たち、そろそろ下山した方が良いよ。少なくとも、天気がこっから良くなっていくっていうことはないから。ひどくなる一方だと思うよ」
山小屋のスタッフの無情な声が、山小屋の学生集団と私を貫きました。
今思うと、ほかのスタッフの口調やセリフから察するに、単純にいつまでも山小屋でたむろされるとほかの客が入ってこないから早めに追い出したかったということもある(結果論ではありますが、ここから下山までの天気は良くなっていきました)ように思えますが、なんにせよ少なくとも山のことを我々よりよく知っていそうな山小屋のスタッフの声に従わない理由はありません。
私も平らげたところで、そろそろ出ていくことにしました。
ここまで来てお鉢参りも絶景も見れなかったのは残念です。しかし、無事登頂できたこと、お鉢参りは試みたものの無理だとケガをする前に英断を下せたこと、雲が火口から生まれるように流れる神秘的な光景を見られたこと、そして、山頂で食べる豚汁と弁当のおいしさを味わえたことに満足したので、私は下山することにしました。
頂上の自動販売機
山小屋を出たところで、目の前に自動販売機があることに気が付きました。
そういえば、よく
「富士山山頂の自動販売機は、輸送費がかかるし貴重だから高い」
という話を聞いたことがないでしょうか。
五合目でさえ若干自動販売機の飲み物の値段が高かったのは、結構前の記事でも紹介した通りです。↓
おそらく日本一高いところにある自動販売機は、一体いくらで飲み物を売っているのか……。みなさん、予想してみてください!
期待と不安の中、見てみます! こちらです!!
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正解は……
500ミリリットルのペットボトルは500円!
それ以外の小さめのものは400円でした!
たしかに高いですね……普通のところの3倍以上の値段です。
さらに、肝心のあたたかい飲み物はすべて売り切れていました(偶然この時だけ売り切れていたのか、夏の間はあたたかいを売っていないのか、あるいはそもそも電気代がかかるからあたたかい飲み物はおいていないのかはわかりませんが)。
とはいえ、こんな過酷なところで飲み物も提供しているダイドーには頭が上がりません。
富士山の円錐がよくわかる!
山小屋を出ると、さっきまでは青黒い空だったのが、すっかり白んでいました。
とはいえ、相変わらず雲に覆われていることには変わりません。
この景色を最後に、下っていきます。
と、下って数分。まだ宿まで遠い頂上付近で、急に雲が晴れて下のほうが見られました。
富士山が円錐状だからなのか、雲も円錐状に取り囲むように丸く見えました!
今までは下のほうが見えてもここまで円を描くように雲が見えなかったので、さすが頂上なだけあって、雄大な光景です!
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今回は以上となります。
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