波
波と風
湿った空気に
混ざる砂
ベタつく肌が
塩味を帯びる
この世の物質は全て波を帯びているらしい。
感覚では全く解らないが、海も空気も砂浜も、そして目に飛び込む光も等しく波であるというのは壮大な自然と未知の中で粋がる人間の矮小さを示している。
些細な砂つぶにすら気を立て、敵わず背を向ける僕らは弱い存在だ。
波と風
湿った空気に
混ざる砂
ベタつく肌が
塩味を帯びる
この世の物質は全て波を帯びているらしい。
感覚では全く解らないが、海も空気も砂浜も、そして目に飛び込む光も等しく波であるというのは壮大な自然と未知の中で粋がる人間の矮小さを示している。
些細な砂つぶにすら気を立て、敵わず背を向ける僕らは弱い存在だ。