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写真日記

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2023年10月の記事一覧

贖罪

贖罪

人から貰うばかりで情けなく、返済というか贖罪というかをしていつか対等になりたいと常々望んでいる。そんな思いが生む活力は無尽蔵で、如何なる理にも縛られることはない。人への想いから成るエネルギーをもってすれば、如何なる不条理にも立ち向かえる気がしてくる。どれだけ理由をつけて一人でいることを選んだところで、その価値観が他の影響を受けてないと断言することは不可能だ。

多様性

多様性

一人一人に自由を供与し、生まれ育まれる多様性を認めることは時代に合わせて社会の基礎構造を改修することだ。風を受ける帆をもつことだとも言えるだろう。人が何をどう考え、信じ、主張するかという一連の発散に他者の介入は無用だ。しかし、それをどう捉え、認めるかというのは繊細な問題を内包している。

距離

距離

抽象的な言葉しか出てこない僕の話を聞いて、現実から目を背けていると呆れるならば、きっと上手く世を渡り歩くことができるだろう。誰もが理想を先送りにして足元を固める中で、武器のない僕は先駆けて理想を求めることを武器にするしかない。正解がない夢との付き合い方、どの方向に思考を巡らせても変わらない行動、経験で変わっていく価値観、過ぎていく時間、老いていく身体、余命、残していく命、財産。全てが今と細い糸で繋

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存在

存在

誰かに自分の存在を、過去の行いを認めれているという事実は積み重ねた無力感をいとも簡単に払拭してしてしまう。小さく、弱いなりの戦い方を身につけるために多大な労力を費やしているが、それが無駄だと否定されることを僕は手放しで喜ぶことができる。かと言って自分の力が十分か否かを判定する権利は僕のものだ。もっと多くの共感が得られない限りは方法を探し続ける。

別世界

別世界

僕らが人生の大半を過ごす領域は窮屈だ。苦しみに踠きながら互いを押し除け、踏みつけ合い、満身創痍の状態で終わらない競争に挑み続けた先には何も残らないと気づいていない方がおかしい。それでもそこで戦おうとする理由を僕は理解できない。別世界を見ているから。

自然

自然

淡い朝を纏う草木岩土はどれを掴んでも、冷ややかな感触が返ってきた。差し込む光によって徐々に温度を取り戻す山が一つの大きな生物であるように思えた。その中では人間も一種の動物として主に寄生する存在だという自覚をもち、周期に従うのが自然だろう。

銀翼

銀翼

明星が消えた頃、太陽を追い越して昇る銀翼があった。赤い尾は夜の余韻を分断した後、すぐに霧散していった。身支度を急かされた気分になったが、悪い心地は皆無。むしろ鮮やかに晴れた良い一日を確信させる情景に感化させられたのだと言える。

金星

金星

自分の力で変えられる未来と変わらない事実がある。変えられないものを無理矢理変えようとすれば失いたくないものまで失くしてしまう。だから今できること、やりたいことに素直であることは軸として合理的だと思う。ただ、全ての選択肢が先まで見えている状態は面白味がない。純粋な楽しみなんて可能性を探索しない意志の上にしかない。変えようとしなければ何が変わらないのかなんて分からない。僕は太刀打ちできない環境だからこ

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掌握

掌握

どんな欠落も見ていないふりをして無条件に持ち上げることを敬意を払うとは言わない。たとえ尊敬していても、何処かに肯定し難い一面があるということは確かにある。自分に向けられる畏敬の念に対してしか振り向かない人間の存在は、訪れる人々にトラウマを植え付けるからだ。そうやって人払いをすることで形成されるコミュニティの結束力こそが一つの目的なのだろうが、僕は誰かに掌握されたかのような環境に適応した経験がないた

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消費

消費

コストに対する見返りは、外に出なくても楽しみがあり、喜びがあって、生き甲斐を実感できる方が期待値が高くて望ましいのかもしれない。確実に得られる快楽に手を伸ばすことは愚かな奪いだと自分に言い聞かせて人の少ない所へと逃げ込むが、人が寄り付かなければ領域は狭く、結局やっていることは大して変わらない。競い合いを減らし、僕らしくあろうとは思っていても、安全やモラルの上にはそれらに係る避けられない消費が存在し

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