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藤井月
2016年4月5日 03:03
バス停に続く遊歩道に出たら、春の草の匂いがした。ヨモギの香りだ。思わず立ち止まり草むらを見つめてしまう。小さな頃はみんなで、土手に這うようにして、ヨモギやノビル、そしてツクシを摘んだものだ。ヨモギは両手に余るほど摘んで母に渡す。母はすぐに火を通しスリコギでスって、粉と水と混ぜてお団子にしてくれたものだ。ノビルはエシャロットみたいに、サッと茹でて酢みそで食べる。父の晩酌の友だ。ヨモ
2016年3月31日 10:05
玉ねぎを薄くスライスして、水を張ったボウルに さらしておりました。 埃をかぶると嫌だから、蓋をしておき、数時間経過した頃に、「そろそろいいかな、ツナと混ぜて明日の朝食べよう🎶」と、蓋を開けたら玉ねぎの香りがプワーッとキッチン中に広がりました。 そのとき、隣の部屋でごろ寝しながらTVを観ていた主人が飛び起きて、 「ガスだ!!ガスくさい、ガスストーブ消して!窓、窓あけて