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東白川村在来種もち米【望月_もちつき】
東白川村在来種【望月_もちつき】
月とたね自家採種8年目のかっぱもち
という品種です。
【かっぱもち?!】
かっぱもちとはもち米の品種です。
ですが、
聞いたことのない品種ではありませんか?
私も全く知りませんでした。
このかっぱもちは、
籾が紅色です。
稲も長くて細くて頑丈です。
私たちの暮らす東白川村の地元のおじいさんから種をつないで頂きました。
おじいさんは、父親から受け継ぎ、もうかれこれ100年ほどは自家採種して育て続けていると話されていました。
東白川村は、廃仏毀釈によりお寺や仏教が排斥されたまま復活しなかった地域です。
現在、ほぼ100%の世帯が神道です。
日本唯一の神道の村である東白川村は、
お祭りも全て神道とつながりがあります。
そのため正月はもちろん、
普段からしめ縄を使う機会が多く、
しめ縄を綯う際に必要な『稲わら』が重要になります。
稲わらは穂がつく前の状態が良いとされ、青刈りという方法でほとんどの稲をしめ縄用に刈り取り、わずかに残った稲を次の年の種のために登熟させていきます。
そのしめ縄に最適な品種が、
【かっぱもち】
なのです。
村には、お祭りの文化とともに伝わったとされる話がありますが定かではありません。
いつから栽培しているのか?
どこから来たのか?
ルーツはわかりません。
お米の研究をされているその世界では有名な教授もわからない神秘のもち米です。
見た目も美しい「かっぱもち」は、
大変貴重です。
在来品種もしくは古代品種だと考えられます。
*在来種とは、それ以上先祖が遡れない、または伝承のない品種です。
現在在来種と呼ばれているお米たちがありますが、それほど古いお米ではありません。
お米の歴史は、陸稲では6500年前。
水稲では、2600年前に日本に伝わったとされています。
世界各地で見ると本当に長く広く深いお米の歴史。
長い月日をかけて、種をつなぎ、種を分け合ってきたご先祖様たち。
気候風土に合い、変化したお米たち。
私たちは遠い昔から続いているご縁のおかげで生きていけるのでしょうね。
農耕、稲作、大切にしていきたいです。
【望月の特徴】
籾は紅いですが、玄米は普通のもち米です。
粒がかなり小さいもち米です。
半もち米に分類されます。
・もっちもちです(もち米なので)
・普段食べているお米に玄米のまま混ぜて食べるともちもちとした食感がプラスされ、おこわ好きにはたまらないご飯になります。
・お餅になります。
・甘味がとてもあります。
・玄米で食べても、うるち米のような固さや食べづらさがなく、栄養満点のままで美味しく食べられます。
・現代の白米やもち米と違い、
血糖値の上昇が急激に起こらないため、糖尿病やダイエットにも大きな効果があるという見解があります。
・もちもちした食感は、子どもたちに大人気です。
・本当にすごく美味しいのでぜひ一度食べてみてほしいです!
【自然農縁 月とたね栽培】
✤自家採種
✤源流水
✤お天道様干し
✤はざ架け
✤農薬不使用
✤肥料不使用
✤除草剤不使用
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